学校日記

3.11 あれから14年(校長より)

公開日
2025/03/11
更新日
2025/03/11

校長室

 2011年3月11日は金曜日でした。

 わたしは、当時6年生の担任で、卒業式の練習をしていました。突然天井がゆらゆらして・・「めまい?」と思ったのですが、すぐに子どもたちが「地震です!」と教えてくれました。それが東日本大震災でした。

 津波の映像がまるで映画のようで、テレビには死者数が出ていて、それが恐ろしいスピードで増えていきました。遠く離れたところにいながら、ただ怖いと思いました。


 その子たちが卒業したあと、小学校に遊びに来たときに「あの震災のあとの卒業式の練習の前に、柴田先生が『卒業式が来るのをあたりまえと思ってはいけないなと思った。今日が最後かもしれないっていう気持ちでがんばろうね!』って言ったことがすごく心に残ってる」と教えてくれました。

 

 6時間目、体育館からは、卒業式の練習をしている6年生の声が、校長室まで聞こえてきました。明日が卒業式でもだいじょうぶ・・と思えるような呼びかけでした。そんな日常を「あたりまえ」と思わずに、大切にしていきたいと思います。