5年生 児童の作文から
- 公開日
- 2010/12/14
- 更新日
- 2010/12/13
5年生
母のような仕事をしたい
私もこの話に出てくるひろ子さんのように母は、かわいそうだな、こんな苦しい仕事をしていて、と思っていました。
私の母も、障害者施設で働いています。
母は、いつも体のどこかがいたいとか、ふくらはぎがむくんでいて、すごくつかれきって帰ってきます。
そして、私は母の仕事には、絶対につきたくないと思うようになりました。
それで、私は母に、
「そんな、つらい仕事をしていて、この仕事をやっていてうれしかった時ってあるの」
と聞くと、母は、
「あるよ。お母さんの言っているところは、お医者さんがいないの。だから、かんご師さんが、利用者さんが体を悪くしたときに自分たちで、じょうたいを判断して、行動をしているの。そして、その人が、たすかったときに、すごくホッとするの。たよられたときに、すごくうれしいんだよ。」
といっていました。
「ほかには?」
と言うと
「利用者さんは体だけが悪いんじゃないんだよ。体が悪いとストレスでせいしん的にもつらいんだよ。だからそのケアをするの。利用者さんの話を聞いてあげるだけで、喜んでくれるのよ。人の役に立てることがお母さんは何よりもうれしいんだ。」
と言っていました。
私はこの日から、母の仕事をほこりに思うようになりました。
母のように、人に役立つ仕事をしたいな。