8.15 終戦記念日 (H23.8.15)
- 公開日
- 2011/08/15
- 更新日
- 2011/08/15
学校日記
今日は終戦記念日です。
第二次世界大戦が終わり、66年が経ちました。
戦争を体験した世代がどんどん高齢化し、戦争の恐ろしさ、悲しさを伝えることが難しくなっています。終戦の日を前にテレビや新聞からは、戦争に関するものが多く流れていました。大人の役割として、教育の役割として、平和の大切さを子どもたちにしっかりと伝えていかなければならないと思います。
先日から3月11日に起きた「東日本大震災」の新聞記事を整理しています。切り抜いた記事をまとめて、校内に掲示しようと準備をしています。その記事の中で玄侑宗久さん(僧職、作家、東日本大震災復興構想会議委員)が書かれたものが目に留まりました。タイトルは「自然の力 復興の礎に(中日新聞 4.26)」です。抜粋で一部を紹介します。
「年々歳々花相似たり 歳々年々人同じからず」
花は時期がくれば毎年同じように美しく咲きますが、人の境遇は変わります。初唐の詩人「劉廷芝」の詩の一節をこれほど切実に感じた年はありません。福島では、桜がまもなく満開です。毎年ここ福島県三春町にある滝桜を大勢の人が見に来ます。でも今年は少ないでしょう。
現代人は、自然に逆らう生活のために、たくさんの電気エネルギーを使ってきました。なぜコンビニが24時間開いていなければならないのか。なぜビニルハウスに暖房をかけてまで正月にイチゴを食べなければならないのか。今回の事態はそんな暮らしに対する逆襲のような気がします。
人がつくったものは、かくもはかなく壊れてしまう。この期に及んでまだ自然を操れると思うのか。人事を尽くして天命を待つと言います。天命には逆らえないけれど、人事は尽くすべきです。 〜略〜 前例のあるなしにかかわらず、知恵をしぼる必要があります。 〜 続く 〜」
この震災から私たちは多くを学びました。いろいろなことを考えました
この震災で体験したこと、学んだこと、考えたことも子どもたちにしっかりと伝えていきたいと思います。