2/19 Meet朝礼
- 公開日
- 2024/02/19
- 更新日
- 2024/02/19
校長室
今朝は、校長室において、表彰伝達とMeet朝礼が行われました。以下が、校長先生のお話の内容です。
先ほど、リズム縄跳び1級に合格した人たちを表彰しました。とてもすごいことであり、素晴らしい結果ですね。難しい技に挑戦し続け、見事にやり遂げました。おめでとうございます。
表彰を受けた子だけでなく、きっと昨年より上の級で合格していた子が、多くいたと思います。中間放課や昼放課になると、縄跳びを持って誰よりも早く運動場に集まり、流れて来るリズム縄跳びの音楽に合わせて、必死になって頑張って練習に取り組んできました。何度も何度も失敗しては挑戦し、縄が足に引っかかるたびに悔しい思いをしながらも、次こそは跳んでやる、必ず成功してみせるという思いで、一生懸命に練習してきたことと思います。
上手く跳べる子の跳び方を見ては真似をしてみたり、縄の長さや回し方など、自分なりに跳びやすくする工夫をしながら試してみたりしたことでしょう。きっと、体育の授業や放課の練習だけでは物足りず、家に帰ってからも縄跳びの練習に明け暮れていた子もいることと思います。
そうした日々の努力の成果という意味では、合格証をもらった人だけでなく、西成っ子全員が、おめでとうですね。本当によく頑張りました。
ところで、みなさんは、「石の上にも三年」ということわざを知っていますか。これはどんなに冷たい石でも三年座っていれば暖かくなることから、辛抱強く続けていればいつかは成功するという意味で使われています。
大谷グローブでみなさんが楽しく遊んでいることもあり、
メジャーリーガーで有名なのは大谷選手ですが、校長先生にとっては日本でもアメリカでもプロ野球界で大活躍して有名な人と言えば、やはりイチローさんです。そのイチローさんが選手であった2004年に、メジャーリーグのとてつもない年間安打記録を塗り替えた際に、「小さいことを重ねることがとんでもないところに行くただ一つの道」と言っていました。
イチローさんは高校時代、就寝前の十分の素振りを三年間毎日欠かさなかったと言います。プロ入り後も試合前には常に同じメニューの練習を行っていました。成績の好不調に関係なく、自分の中でやると決めたことを継続して取り組む姿勢が、イチローさんの輝かしい成績の礎となっていると言えます。
人はすぐに成果が出ないと違う方法を試してみたくなるものですが、何事も継続しなければ成功することは難しくなります。どんな方法であれ、自分の中で信念を持って続けていくことが重要なのではないでしょうか。
毎日、皆さんが努力を続けているものはありますか。漢字ドリルや計算ドリルなども、続けているものの一つですね。2年生は、九九を頑張っているかもしれません。習い事の練習を、毎日欠かさずにやっている人もいますね。
そうした努力を続けていると、時には「やりたくないなぁ」「ちょっとぐらいやらなくても大丈夫かな」という気持ちになることはありませんか。そんな時、どのようにして、その心に打ち勝とうとしていますか。
自分の目標をもう一度思い起こして、頑張ろうという気持ちを強くしたり、悔しかった経験を思い出して「次こそ乗り越えたい」という気持ちを確認したり、一緒に努力する仲間を見つけたりすると、やめたくなった気持ちを振り払うことができるかもしれません。そんなふうにして努力を続けることで、つらい時期を乗り越えるからこそ、素晴らしい成績や成長があるのです。
このように努力を続けていると、周りの人が助けてくれたり、応援してくれたりするかもしれません。そうした周りの人からの思いやりに感謝し、さらに努力を続けることで、成功が近づいてくると思います。6年生は3月の卒業に、1〜5年生は4月の進級に向けて、みなさんで努力を重ね、成功を手にしていきましょう。
みんなの努力が一つになると、素晴らしい学校生活になると思います。クラスや学年で心を合わせ、それぞれの努力を認め、たたえ、高め合っていきたいですね。