7/20 1学期終業式
- 公開日
- 2023/07/20
- 更新日
- 2023/07/20
校長室
全校児童が屋内運動場に入り、1学期終業式が行われました。
校長先生のお話を聞き、全員で校歌を歌いました。
式の後には、1学期をもって退任される先生から、お別れの言葉をいただきました。大変お世話になりました。ありがとうございました。
以下に、校長先生のお話の内容を記します。
今日で1学期が終わり、明日からは皆さんの楽しみにしている夏休みが始まります。皆さんは明日から始まる夏休みをどんな計画を立てて過ごすのでしょうか。お家の人とも相談して楽しい計画を立てた人、また自分が何か一生懸命に取り組むことを計画に入れている人もいるのかもしれませんね。計画に沿って実行し、ぜひ達成感を十分に味わってください。
それから、夏休みは学校に来ている時とは違う時間の流れの中で生活することになります。いつもは気づかなかったことが発見できたり、感動できたりするチャンスがあるはずです。そういう発見や感動を通して、もっと知りたい、自分もやってみたいと感じたなら、それはきっと素敵なチャレンジのチャンスです。計画やきっかけをもとにして、いろいろなことにチャレンジして欲しいと思います。そうした経験や体験は、皆さんの学びを広げ深めていくために、とても貴重なことであり、また楽しかった思い出は、この先、つらいことがあったときや悩んでいる時に、心を支えてくれるものにもなります。この夏休みを皆さんの経験や体験を広げる、良い機会にしていって欲しいと思います。
そこで、今日は42日間という長い夏休みにどういうめあてをつくって、どう過ごしたらいいか、そのヒントをみんなに与えたいと思います。
まずは、「な」夏休みだからこそできるということを考えてみてください。
そして、「つ」強い心、強い力を育てるために、続けてやれることがいいですね。
次は、「や」休まず、やり抜くことができることをやりましょう。そういうものは何でしょう。
さらに、「す」進んでできることを見つけましょう。
最後に、夏休みが終わると「み」実りの秋になります。実りの秋に大きな実りがあるようなめあてを見つけてもらいたいです。
さあ、このヒント「なつやすみ」で、夏休みを迎えるめあてをつくってみてください。すでにつくったよという人がいるかもしれませんね。
校長先生も、普段できないことをやろうといくつか考えました。夏休みでなくてはできない、続けてできる、休まず、進んでできることはないかと考えたので、紹介します。
普段なかなか忙しくて運動不足になっていたので、朝学校に来る時間にゆとりのある夏休みに、早朝ウォーキングをしようと思っています。そうすることで、運動不足を補うだけでなく、道すがら出会う地元の人に声をかけたりかけられたりして、顔見知りになる人が増えていくのが楽しみになります。健康のためにも、毎朝続けてみようと思います。そして、毎日続けて本を読んでみようかなとも思っています。この二つはどうしてもやり抜きたいです。身体のために、心のためにやりたいと思っています。皆さんも何か続けてやれることを一つ決めて、明日からの夏休みを迎えてください。
さて、令和5年度が始まった4月と比べて、できるようになったこと、分かるようになったことがいくつかあると思います。一日一日の進歩の様子ははっきり分かりませんが、一学期全体を通して振り返ってみると進歩が分かるのです。一学期始業式のとき、新年度にあたって皆さんに三つの約束をしました。これまでも朝礼でお話ししてきたことを思い出して、振り返ってみましょう。
まずは、一つ目です。笑顔の力のお話は覚えていますか。素敵な力を持った笑顔で、人と挨拶をすることの大切さについてもお話をしてきました。笑顔は皆さんに幸せを運んでくれるし、また、挨拶ひとつで友だちとの関係がうまくいくのでした。だからこそ、にっこり笑顔で挨拶ができる子は、楽しい学校生活を送ることができるようになるのでしたね。さて、あなたはこの一学期、「にっこり笑顔で」挨拶をし、笑顔を大切にして生活することができましたか。できた人は手を挙げてください。はい、下ろしてください。
そして、二つ目です。仲良くするということは口で言うほど優しいことではありません。誰にもいじめられたり、いじわるされたりしたことがあると思います。そのときのことを思い出して、相手の気持ちになって考えることが大切でしたね。西成っ子は、みんな大切な仲間です。「チクチク言葉」を言わない。「いじめ」を絶対にしない、許さない。「ふわふわ言葉」をたくさん使って、親切な思いやりの心をもって、クラスや通学班の仲間と一緒に、笑顔で勉強したり運動したり、そして遊んだりすることが、温かい西成小をつくっていくことになるのでした。あなたにとって、まわりの友だちとお互いの絆を大切にし、「しんせつ、なかよく」できた一学期だった人は手を挙げてください。はい、下ろしてください。
最後、三つ目です。1年生は小学生になって、2年生から6年生の人は学年が一つ進級して、できるようになったこと、分かるようになったことがいくつかあると思います。また、けがをしたり、交通事故にあったりしないように、自分の身体や命は自分で守れていたことと思います。日直や係、当番活動では、「いやだなあ」「面倒くさいなあ」と思うことも、最後までがんばってやりきりましたね。一度に全部でなくても、一つずつできることを増やしていくことが、やがて自信につながっていくのでした。この一学期に、「なんでも自分で」できるようになり、少しでも自信が付いた人は手を挙げてください。はい、下ろしてください。
以上、三つの約束を確認しました。三つとも手が挙げられましたか。二学期も、この三つの約束を忘れずに生活し、「りっぱな西成っ子」として成長していきましょう。
これから42日間という長い夏休みに入ります。夏休み中は先生方にお会いすることも少なくなると思います。楽しい思い出をたくさんつくって、「先生あのね」と笑顔でお話ししてください。健康に気をつけて、事故にあわないように自分の命を大切にして生活をしましょう。
まずは、8月3日の全校出校日に、元気なみなさんと会えるのを楽しみにしています。