始業式 たんぽぽのように明るく粘り強く (1/7)
- 公開日
- 2022/01/07
- 更新日
- 2022/01/07
学校行事
3学期がスタートしました。
始業式は、オンラインで行いました。
校長先生のお話は次のようです。
皆さん、おはようございます。学年最後の3学期になりました。
コロナの感染・交通事故もなく、無事に3学期をスタートしました。
今日から3人の仲間が増えました。今伊勢西小学校は451人でスタートをします。大変うれしいことです。
コロナ感染者も2学期は減っていましたがまた少しずつ増えてきています。
手洗い マスク ソーシャルディスタンスなどやるべきことをしっかりしていれば心配することはありません。みんなでがんばっていきましょう。
さて、こんな時期だからこそ紹介したい詩があります。坂村真民(さかむら しんみん)さんという人が書いた「タンポポ魂」という詩です。
坂村真民さんという人は熊本県の出身で学校の先生をしていた時代もあり「癒しの詩人」と言われている人です。
「タンポポ魂」とはタンポポの心という意味でしょう。では、読んでみます。
「タンポポ魂 踏みにじられても 食いちぎられても 死にもしない
枯れもしない その根強さ そしてつねに 太陽に向かって咲く
その明るさ わたしはそれを わたしの魂とする」
タンポポは、道路の脇や公園、田んぼあぜ道などいろいろなところに咲いています。今の時期タンポポに目をとめる人はあまりいません。春に「タンポポが咲いている」と言われて初めて「あ、そうだね」とやっと気づくくらいです。そんなタンポポは、人に踏まれたり、散歩中の犬に食いちぎられたりしています。
しかし、タンポポはそれくらいで死んでしまったり枯れてしまったりしません。
なぜでしょうか。
タンポポの根は丈夫で、土の中にしっかりと伸びています。真民さんは「根強さ」と言っていますが「根強い」という言葉は「根がしっかり張っていて簡単には揺るがない」という意味です。粘り強いという意味もあります。
枯れたかなと思っていたタンポポが、しっかりとした根のおかげで、春になると黄色い小さな花を咲かせます。それが必ず空に向いて太陽に向かって咲いています。明るい花ですね。真民さんは、そういうタンポポのような心を持ち続けたいと言っているわけです。
皆さんにとって根を張るということは、勉強や言われたことをきちんとやり、そしてやり続けていくことです。そうすればきっとあなただけの明るい花が咲きます。
3学期、みなさんもタンポポ魂で自分の目標をしっかり立て、明るく粘り強く頑張り続けてほしいと思います。
校長先生のお話の後、校歌を歌いました。
いよいよ3学期が始まります。
がんばりましょう。