学校日記

始業式(校長先生のお話) 4/9

公開日
2025/04/11
更新日
2025/04/11

校長室




















今日から令和7年度がスタートしました。1年生の皆さん、改めまして入学おめでとうございます。そして、2年生から6年生の皆さん、進級おめでとうございます。昨日、新1年生49名が西成東小に入学してきました。6年生の皆さんは、2日前、朝早くから学校に来て、屋運に椅子を並べたり、教室や廊下をきれいに掃除したり、教室に教科書を並べたりするなど入学式の準備をしてくれました。さらに、昨日の入学式当日は、2年生から6年生の代表として出席し、1年生を祝ってくれました。6年生の皆さん、本当にありがとう。

さて、今日、皆さんはどんな気持ちで学校に来ましたか。

2年生は、学校でお兄ちゃん、お姉ちゃんと呼ばれるようになるぞ!1年生の子に、いろいろ教えてあげないと!

3年生は、生活科がなくなって、社会や理科の勉強が始まるなぁ。頑張るぞ!

4年生は、いよいよ高学年の仲間入り。校舎も変わるし、少し緊張するけど、5・6年生に負けないぞ!

5年生は、はじめての野外教育活動、楽しみだなぁ。委員会活動も始めるから、学校のために頑張るぞ!

6年生は、いよいよ自分たちが西成東小の最高学年。1年生から5年生を引っ張っていくぞ。

こんな感じに、みんなが「さあ、やるぞ!」という気持ちになっていると思います。

さて、今日は2つのお話をします。

1つ目は、「節目を大切に」ということです。

さきほどお話ししたように、今日は、上の学年に進みました。これは皆さんにとって、一つの節目にあたります。人は節目の時に、これまでの自分を振り返って「自分を変えたい」、「もう一度やってみよう」という新たな気持ちになり、何か目標を立て、「よしこれを頑張ろう」という決意をします。そして、その目標が本当に自分にとって大切な目標であれば、そのために必死に頑張る。頑張ることで自信が付く。だから、その人は伸びていきます。よく言われることですが「過去を変えることはできませんが、未来と自分は変えることができます」

今年度の西成東小のキャッチフレーズは、昨年度と変えません。

「シン西成東小 チェンジをチャンスにチャレンジしよう」です。

ぜひ、この新しい年度を迎えたというチェンジを自分を変えるをチャンスととらえ、今年度の目標をしっかり立てて、前向きな気持ちでいろいろなことにチャレンジしてほしいと思います。

2つ目は、「言葉を大切に」ということです。

私たちは自分の気持ちを相手に伝えるときに言葉を使います。この言葉一つで相手を楽しく幸せな気持にもさせるし、不快で嫌な気持ちにもさせます。人間関係づくり・友達関係づくりには言葉がなにより大切なのに、あまり考えずに使っていることはないでしょうか。2年前、この西成東小学校に来て、時々こんな言葉が聞こえてきました。「うざい」「きもい」ああ嫌な言葉だなあと思っていました。なぜ、嫌なのかというと、これらの言葉は、人に向かって言えば間違いなく人を傷付けてしまうからです。それだけではありません。言われた人だけでなく、周りの人も嫌な気持ちにさせてしまうからです。このような「うざい」とか「きもい」というような人を傷付けるような言葉を、相手に対して絶対に使わないでほしいと思います。

では逆に人から言われて嬉しい言葉とはどんな言葉でしょう。その代表的な言葉は「ありがとう」という言葉ですね。「ありがとう」と言われて怒る人はいないと思います。人から何かしてもらったとき、すぐに「ありがとう」と言える人になってほしいと思います。

それから「おはよう」とか「こんにちは」などのあいさつ言葉。これも人から言われると嬉しい言葉です。あいさつは『私はあなたの味方だよ』という意思表示です。だからあいさつをされると嬉しくなるのです。『私も、あなたに会えて嬉しいよ』という気持ちであいさつを返していると思います。初めて会う人に対してはどうですか。『この人は私のことをどう思っているのだろう?』思ってドキドキしますよね。そのとき、相手が「おはようございます」と言ってくれたら、ホッとするでしょう。そう考えると、初めて会う人や苦手な人にこそあいさつをするべきだと思いませんか。

西成東小のみなさんには、家の方、友達、先生。見守り隊の方、地域委の方など誰に対しても、明るくあいさつができる子であってほしいと思います。

今日は2つのお話をしました。「節目を大切に」「言葉を大切に」

この1年、先生たちと共に頑張っていきましょう。