学校日記

終業式での校長先生のお話 12/22

公開日
2023/12/22
更新日
2023/12/22

校長室

今朝、正門に立っていたら気持ちのいいあいさつをしてくれる子がたくさんいました。あいさつは片道通行じゃなくて、お互いの心が通じ合いますね。

さて、みなさんはふだん教室で過ごしていて、よく話す子、あまり話さない子、どちらもいるでしょうね。もちろん、わざと話さないとか無視をするなんてことはだめ、やってはいけないということは、よくわかっていますね。
そうではなくて、きらいとかそういうことでもないけど、あまり話さない子はいますね。それは自然なことです。
あいさつは、よく話す子とも、あまり話さない子とも、担任の先生や授業にきてくれるよく知っている先生とも、名前がわからない先生とも、だれとでも心が通じ合わせることができます。時々、廊下ですれちがって「こんにちは。あっ、おはようございます。今、どっちだっけ?」と言ってくれる人がいます。確かに健康タイムくらいの時間、10時30分くらいだと、「おはよう」か「こんにちは」か、迷いますね。私は、どっちでもいいと思っています。あいさつしようという気持ちが大切ですから。

今回は少し長い17日間の冬休み、始業式は1月9日(火)です。この始業式の日にまた気持ちのいいあいさつをするために、一番大切なものは何かわかりますか。それは「いのち」です。いのちは誰にも平等にひとつあります。ふたつある人はいません。ゲームの中のように一度命を失ってもすぐに復活するということはありません。私は校長先生なので、もしかしたらみなさんの中には私のことを立派な人だと思っている人がいるかもしれません。しかし、私にはできないことや苦手なことがいくつかあったり、直そうとしても性格が変わらなかったり、自分では欠点がいくつもあることはよくわかっています。そんな欠点だらけの自分ですけど、自分で自分のことは大切にしよう、好きでいようと思っています。みなさんも自分のことは、まず自分が大切にしてあげてください。また、もしも自分のことやおうちのことなどで悩んでいることがあったら、2学期は今日で終わりますが先生やおうちの人、以前に紹介したいくつかの相談ダイヤルなどに話してみてください。悩んで行き詰まっている時は視野が狭くなってしまい「もうだめだ。」「どうにもできない。」と思ってしまいがちです。でも、誰かに話し相談することで少し見方が変わり、気持ちがかたまった状態から動き始めることができるかもしれません。今、ここにいる子たち、欠席している子たち、全員が大切な西成東小の子です。私の話の後に生徒指導主任の河野先生から冬休み中の生活にについてくわしくお話がありますが、冬休み中、いのちを何より大切にして、1月9日(火)にまた、みなさんの元気なあいさつが聞けることを楽しみにしています。