オンライン朝礼での校長先生のお話 10/30
- 公開日
- 2023/10/30
- 更新日
- 2023/10/30
校長室
10月30日(月)オンライン朝礼での校長先生のお話
みなさん、今、見せている写真は何をしているところか、わかりますか。これは、モーグル(スキー)という競技をしている選手の写真です。モーグルというのは、急な斜面のスキーのコースにいくつものコブ(凸凹)があり、途中にジャンプするところがあり空中で回転などをしながら滑る競技です。
先ほどお見せした写真は、2022年北京オリンピックのモーグルで銅メダルをとった選手の写真です。私たちが暮らす愛知県のすぐ北側にある岐阜県出身の今、25歳の選手です。私は先週の金曜日(27日)にこの選手のお話を直接聞く機会があり、西成東小のみんなにも生かされる話だと思いましたので、今日はこの選手から聞いたお話をします。
この選手は2022年北京オリンピックで銅メダルをとる4年前、2018年平昌(ピョンチャン)オリンピックにもメダル候補として出場しましたが、その時は途中で転んでしまい11位に終わりました。世界中の選手の中で11位というのはすばらしいのですが、この選手はなぜオリンピックで転んでしまい思ったような結果を残せなかったのか、自分なりに考えて4年後のオリンピックに向けて準備をすすめたそうです。
2018年平昌オリンピックまでは、スキーがうまく速くなることばかり練習していたことを反省し、「人間力」を高めなくては、と気づかれたそうです。そのために、モーグル以外の器械体操やフィギュアスケート、スノーボードなどさまざまな競技にも取り組みました。また、他の競技でオリンピックで金メダルをとった選手の言葉を聞いて学んだり、日本代表選手としてのあいさつや振る舞いが大切だということも意識されたりしたそうです。
そして、4年間の努力が2022年北京オリンピックでの銅メダル獲得という形で実を結びました。今は、2026年ミラノ・コルティナ オリンピックに向けて、ノルウェーで合宿し練習に励まれているとのことです。
この選手が話された言葉の中で、私が特に印象に残った言葉をみなさんにお伝えします。
「目標にたどり着くためには、ひとつの道ではなく多くの道がある。あなたの目標の達成方法を、見つけることだ。」
みなさんにも自分はこうしたい、こうなりたいという目標があったら、それを達成するための方法を自分なりに見つけて試してみることができるといいですね。そうしたことを友だちに伝えたり担任の先生に話したりしながら、成長していけるといいですね。