体育館での朝礼 校長先生のお話 9/25
- 公開日
- 2023/09/25
- 更新日
- 2023/09/25
校長室
今朝、みんなが登校した後、私が正門あたりにいたら、おうちの方から忘れ物が届きました。それを教室まで持っていく時に、階段に黒い糸くずが落ちていました。私は忘れ物や交通安全旗を持っていて手がふさがっていたので、教室へ忘れ物を届けてから職員室へ戻る時に糸くずを拾おうと思いました。無事、忘れ物を届けてから階段を通ると、その糸くずがなくなっていました。階段を通った子が拾って、捨ててくれていたのです。自分が通う学校はきれいな方がいいという気持ちで、ゴミを拾ってくれたのでしょう。今日は、そういう場面を私はたまたま見ましたが、きっとこの西成東小の多くの子がこんなふうに人知れず学校のために何かをしてくれていると思います。今朝のこの出来事がとてもうれしかったので、用意したお話の前に、お伝えしました。
さて、今日は久しぶりに体育館に集まっての朝礼です。月に1回か2回は、こうして集まります。なぜ、集まるか、わかりますか。
それは、集団の中での自分、集団の中での自分のクラスや学年、それはどういう位置にいるか、わかってほしいからです。
体育館での並び方は、右にいくにつれて学年が上がっていきます。たとえば4年生であれば、自分たちの学年の下には1〜3年生という3つの学年がいて、上には2つの学年だけです。6年生だったら、下に5学年、上にはゼロ。1年生はまだ下の学年はいないけど、次の4月になったら新しい1年生が入ってきて、みんなの場所はひとつ右にずれます。
じゃあ、自分自身は、自分たちの学年は、この西成東小のために何ができるのか。また、まわりの子たちから何を求められているのか。そんなことを一人一人の子が考えて、できることをやっていってほしいと願っています。
こんな子もいるんじゃないでしょうか。家では自分の物の片づけはあんまりできていない。わりとちらかっている。でも、学校ではきちんと片付づけができている。自分はそういうタイプだなと思う人は、手を挙げて下さい。何人かいますね。こういう人は、きっと学校ではクラスや学校の中で自分の役割を果たそうとがんばっているのだと私は思います。
〇年生として自分がこういうことができるということ、また、〇年生としてこういうことをがんばってほしいとまわりから期待されていること、そんなことを意識しながらこれをやろう、こういうふうにしていこうと考えて学校生活を送れるといいですね。
こういう話をすると「自分は5年生・6年生、高学年だからといって下の学年の子のお手本に急になることはできないよ」と思う子がいるかもしれません。私は何もかも完璧なお手本になる高学年、を望んではいません。誰だって、苦手なことというのあります。
私が皆さんに伝えたいのは「やろうとしてほしい」ということ。まわりからの期待を感じながら、完璧でなくてもいいから「やろうとする。成長しようとする」そうすれば、気持ちは必ず育ちます。気持ちが先に変わって、その後に行動が変わるのです。
インフルエンザというのはとても高い熱が出る病気で、空気でうつる病気ですが、これがはやって一宮市内の小学校、中学校では学級閉鎖になっているところがありました。高校では、学校閉鎖になったところもありました。。閉鎖になったら授業がなくなって休めるからいい、などと思っている人はいませんね。インフルエンザもコロナも、病気がひどくなると長い間入院したり、ある程度治っても体がずっと調子悪くなったりする時があります。また、お家でだれか一人がインフルエンザやコロナになって、 それが他の家族にうつってしまって仕事ができなくなったら大変です。
インフルエンザやコロナを予防するために、できることは何ですか。はい、今、みなさん言ってくれたように、まずは手洗いをしっかりしてウイルスを洗い流し、窓をあけて換気することでウイルスを部屋の外に出しましょう。