学校日記

始業式での校長先生のお話 4/7

公開日
2023/04/07
更新日
2023/04/07

校長室

6年生の子たちが2日前に朝早く来てくれて、体育館に椅子を並べたり教室や廊下をきれいに掃除をしてくれたり入学式の準備をしてくれました。おかげで昨日、1年生の子41名の入学式を無事行うことができました。6年生の子たち、本当にありがとうございました。
さて、今日はふたつの「あ」の話をした後、もうひとつお話をします。

ひとつめの「あ」は、あいさつの「あ」です。「あ・い・す」という合言葉のもと、昨年度「明るい声で」、「いつでも」、「スマイル(えがおで)」というあいさつをしてきました。あいさつはお互いの心のつながりの第一歩、あいさつができればあまり話したことがない子ともつながることができます。本年度も、あいさつをしていきましょう。
ふたつめの「あ」は、安全の「あ」です。みなさんの中で、自転車に乗る人は、どれくらいいますか。手を挙げてみてください………ずいぶんいますね。自転車に乗る時はヘルメットをかぶってくださいね。ヘルメットがなくて事故にあって頭や体がコンクリートやアスファルトにぶつかったら、大変なことになります。また、道を渡る時は車が来ないか、右・左を見てから気をつけて渡るようにして、自分の命を守って下さい。

最後に「なかま」の話をします。みなさんに聞きますが、「なかま」はいますか。今、うん、うんとうなずいた人もいれば、どうかなという表情の人もいましたね。
私は、「なかま」というのは、よく話す子や遊ぶ子だけでなく、あまり話したり遊んだりしたことがない子も含めて、クラスの子全員、同じ学年の子全員、ここにいる西成東小の子全員が「なかま」だと考えています。
いつもはしないだろうけど、時々、友だちに「あの子、ちょっといやだね」というような話をすることがあるかもしれません。そんな時に、たとえば5人の子が集まってだれか一人のことを悪く言うと、言っている5人の子はあまり責任を感じないかもしれません。なぜなら、5人で悪口を言うと自分だけでなくみんなで言っているから、「5分の1」の責任しか感じなくなります。でも、言われる人は、ひとりから言われるより5人から言われたら、5倍傷つくのです。(分数をまだ習ってない子、今の話はわかりづらいですね。ごめんなさい。)
だれかのことを悪く言ってそれでなかよくする……それは、本当にかなしい関係です。そうではなくて、よく話す子もそうでない子も「なかま」を大切にする、そんな関係を築いていってくれることを願っています。