オンライン放送朝礼での校長先生のお話 3/7
- 公開日
- 2022/03/07
- 更新日
- 2022/03/07
校長室
先週、6年生の何人かの子が書いたメッセージカードを、私に届けてくれました。担任の先生や授業に来てくれている先生などに比べたら、6年生の子たちと私との関わりは多くはないと思うのですが、本当にありがとうございました。そのカードには、私のあいさつのことや横断歩道での登校・下校の見守り、放送朝礼での話のことなどを書いてくれていました。私が皆さんにあいさつをすること、横断歩道で登校・下校を見守ること、放送朝礼で話をすることなどはどれも当たり前でありふつうのことしかしていません。しかし、そんなふつうのことに対して「ありがとうございました。」と言ってくれる6年生の子たちはすばらしいな、と感じて、今日は「ふつうのことに感謝することの大切さ」についてお話しします。
私に6年生の子たちがメッセージカードを通して「ありがとうございました」と言ってくれたおかげで、私の中には「自分がしてきたことはまちがっていなかったんだ。」という安心感が生まれました。そして、「これからも、西成東小の子たちにあいさつをしよう、事故がないように横断歩道で登校・下校を見守ろう、朝礼での話の内容を一生懸命考えよう。」というやる気がわいてきました。このように、当たり前のふつうのことに対して感謝の気持ちを伝えると、言ってもらった人には安心感や自信が広がり、さらに頑張ろうという気持ちになるのです。
考えてみると、毎日の学校生活というのはふつうのことの連続です。みなさんも毎日の学校生活の中で、ふつうのこととして取り組んでいることがありますよね。たとえば、配達係さんがノートやドリルをそれぞれの机に配っていること、給食当番が配膳台を消毒したりごはんやおかずをよそったりしていること。体育などの前に必要な道具を準備することなどがあげられます。放課の時間に自分の机の上に、ノートがポンと配られたら「ありがとう。」、給食をとりにいってごはんをよそってくれたら「ありがとう」、そんなふうにふつうのことをみつけて、一言でいいから感謝の気持ちを伝えられるといいですね。
6年生の子からいただいたメッセージカードを読んで、自分がやっているふつうのことを誰かが見てくれていてさらに感謝の言葉まで伝えてくれると、言われた人は安心感や自信、やる気が心の中に広がっていくということを私は実感しました。
「自分は人から認められている」という気持ちになるのです。6年生だけじゃなく、1〜5年生の子たちも、きっと他の子がふつうにやってくれていることに対して感謝の気持ちを伝え、お互いに認め合いながら学校生活を送っていますね。
人がやっているふつうのことをみつけ、それを言葉にして感謝という形で伝えてくれた6年生の子たちの感性の豊かさに感心し感謝しながら、今日のお話を終わりたいと思います。
今日もよく聞いてくれて、ありがとうございました。