11月28日(木) 人権週間のお話【校長先生より】
- 公開日
- 2024/11/28
- 更新日
- 2024/11/28
校長室便り
【人権週間のお話(オンライン集会)】
「人権」とは、すべての人が、生まれながらにもっている権利です。人は、一人一人、みんな違います。全く同じ人は、一人もいません。「だれもが、社会の中で、自由に考え、自由に行動し、幸福に暮らせる権利」それがが人権です。
自分と「見た目がちがうから」「考えが違うから」といって、攻撃をしたり、差別をしたりするようなことがあっては絶対にいけません。自分を含め、まわりの人たちが笑顔でしあわせに暮らすためにはどうすればよいか、この人権週間にみんなで考えていきたいと思います。
小学2年生の子の作文を紹介します。
◇◇◇教室では、いつもピンチなことがおきます。給食の時間にスープをこぼしたり、鉛筆削りをおとして、ごみが教室の床にちらばったり、ピンチの連続です。そんな時は、みんなが助けます。床をふいたり、ほうきでお掃除をしたりします。そうすると、みんなのやさしさが教室中に広がっていきます。私はみんなの思いやりが大好きです。ずっとずっとこの思いやりが続くように、わたしもやさしくしたいです。◇◇◇
みなさんのクラスにも、作文の子のようにピンチなことはたくさん起きると思います。そんな時に、思いやりの気持ちで助け合えるのが、みんなで生活する良さだと思います。人はだれもが失敗をしながら成長していきます。失敗やピンチは必ずありますが、2学期の合言葉の1つ「ささえあい」の気持ちで、失敗やピンチを、みなさんのまわりに、やさしさを広げるチャンスに変えられるといいなと思います。
クラス以外にも、みなさんが毎日一緒に過ごすとても大切な場所で、ピンチなことがおきそうな場所があります。どこかわかりますか?
そう、通学班ですね。毎日一緒に登下校する近所の友だちが笑顔でいてくれるようにと、心配りをすることも人権を大切にすることにつながっています。そして、友だちには、いつも我が子のことを考えているおうちの方がいます。通学班の友だちが笑顔でいられることは、おうちの方も笑顔でいられることになります。みなさんのやさしい心配りは、地域のみんながしあわせになることにつながっています。クラスも通学団も「ささえあい」の気持ちを大切にして、「やさしさ」や「しあわせ」が広がる場所にできるようにがんばっていきましょうね。
最後に、お知らせです。
来週月曜日の人権集会では、みなさんが作ってくれた人権標語の発表の後、5年生と6年生のお兄さん、お姉さんたちが、ひがしっ子や先生たちに歌をプレゼントしてくれます。歌の題は「しあわせになあれ」です。
みなさんは、生まれら時から一人一人みんな違うのですが、生まれたときにみんな同じなことがあります。それは何でしょうか。みなさんわかるかな。
いろんな答えがあるかもしれませんが、校長先生が準備したこ答えは2つ。1つは、みなさんが生まれることをお父さんやお母さん、そして、まわりにいる人たちがとても楽しみにしてくれていたこと。そしてもう1つは、「しあわせになってね」という願いを込めて、名前をつけてくれたことです。
みなさんの名前には「しあわせになってね」のいう祈りが込められています。そのことを「しあわせになあれ」の歌は教えてくれます。5年生と6年生のみなさんが、「ひがしっ子や先生たち全員がしあわせになってね」という思いを込めて歌ってくれます。楽しみにしていてくださいね。
➡「しあわせになあれ」の絵本と歌はこちらから