3月11日(土) 家族で命について考える日に
- 公開日
- 2023/03/11
- 更新日
- 2023/03/11
校長室便り
「『いってきます』といつものように学校に向かった子に、いつも通りに『おかえりなさい』の声をかけることはできなかった」
ニュース等で当時を振り返る言葉を耳にするたび、悲しみに胸が痛くなります。
2012年3月12日、約2万2千人の犠牲者を出した東日本大震災の発生から今日で12年となりました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、いまだ不自由な生活をされている方、寂しい思いをされている方に思いをはせ、今の自分にできることにしっかりと取り組み、精一杯生きねばと強く思います。
私たちの住むこの地域は津波による被害は想定されていませんが、地震や暴風雨などの自然災害、火災や交通事故、不審者による事件に巻き込まれるなど、生活や命を脅かすことにいつ遭遇するかわかりません。油断や備えがないことでつらく悲しい思いをすることがないように、家庭や地域の方にお支えいただきながら、全児童・全職員で力を合わせて安全対策に取り組んでいきたいと思います。
今日は各地で追悼行事が開催されます。この12年を振り返る報道もあると思います。ぜひお子さんと「命の大切さ」を考える機会にしていただき、地震の避難や交通安全、不審者対策などの確認をお願いいたします。
➡中日新聞ポットキャストでは、「あしたのたね」で被災児童の作文朗読が紹介されています。お時間がありましたらぜひ家族でお聞きください。