8月21日(日) 大和町の歴史のロマンに思いをはせて
- 公開日
- 2022/08/21
- 更新日
- 2022/08/21
校長室便り
中日新聞の県内版では、「あいちの民話を訪ねて」というコーナーで、地元に伝わる民話について紹介しています。今日の紙面では、「ヤマトタケルが剣磨く」というタイトルで大和町戸塚にある「七つの石」や花池の「笠懸の松」が紹介されていました。
「七つの石」は日本神話の英雄ヤマトタケルが、現在の岐阜県や滋賀県にまたがる伊吹山の神を征伐しに行く道中、剣を磨いた際に使ったそうです。この地の住所が「砥塚(とつか)」(現・戸塚)となったのは、この伝説が由来のようです。
また、「笠懸の松」は剣の切れ味を整えた後、少し北に歩いた先で休憩をとることになり、道端で見つけた松に笠をかけて、長旅の疲れをいやした場所だそうです。
一宮博物館の学芸員さんのお話によると、「七つの石」は古墳時代の石室の跡だそうです。六〜七世紀ごろに地元の有力な豪族が埋葬された古墳(石のお墓)で、天井や壁が崩れたもののようです。
みんなの住む「大和町」の地名も、この伝承にちなんで明治時代に命名されたようで、大和中学校の交渉には、ヤマトタケルが磨いたという剣があしらわれているのだとか。兄弟で中学生がいる人は、ぜひ確認してみてくださいね。
新聞記事の内容はあくまで伝承なので、どこまでが真実なのかはわかりませんが、みんなの通う大和東小学校のすぐ近くに「七つの石」と「笠懸の松」があり、歴史のロマンを感じることに変わりありませんね。ワクワクしてきますね。
【この記事は、8月21日中日新聞朝刊(尾張版14面)を参考にしています】
➡一宮市公式観光サイトナビ「七つの石」はこちらから
➡一宮市公式観光サイトナビ「笠懸の松」はこちらから