5月2日(月) だいじょうぶだよ(1)
- 公開日
- 2022/05/02
- 更新日
- 2022/05/02
人権・いじめ対策
わたしには、ばあちゃん、じいちゃんだけでなく、ひいばあちゃんがいます。お父さんのばあちゃんです。わたしの家の近くに住んでいます。年れいは七十六さいです。わたしが小さいころから面どうをみてくれています。
わたしがおぼえている、一番のひいばあちゃんとの思い出は、わたしが小さいころのことです。わたしが走っていて、石につまずいて、転んでしまいました。すりむいたところがいたくてないていると、ひいばあちゃんが、「なかなくていいんだよ。これで、もう、だいじょうぶ。」と言って、ばんそうこうをけがしたところにはってくれました。そのころのわたしは、ひいばあちゃんのそのやさしい言葉のおかげで、いたいのがとんでいってしまったのを今でもおぼえています。
最近のひいばあちゃんは、いつもは、畑仕事をしたり、テレビを見たりしています。ところがひいじいちゃんが亡くなってからは、ひいばあちゃんの様子が、かわってしまいました。どこか、元気がありません。やっぱりひいじいちゃんがいなくて、さみしいのかなとわたしは思いました。
ひいじいちゃんが亡くなったとき、わたしもさみしくて泣いてばかりいました。そんなとき、お父さんが、「だいじょうぶだよ。」と言って、頭をなでてくれました。それまで泣いていたわたしは、お父さんのその言葉にはげましてもらったのを覚えています。