6月6日 全校朝礼(校長講話)
- 公開日
- 2025/06/08
- 更新日
- 2025/06/08
いじめ対策・人権教育
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あじさい読書週間が始まっています。たくさんの本を読んでいると思います。
今日は、今、校長先生が読んでいる本を紹介します。
『私が一番受けたいいのちの授業』という鈴木なかとさんが書かれた本です。
なかとさんのお子さんのけいこさんは、小児がんという重い病気になり、小学校1年生の夏にお亡くなりになりました。
けいこさんは、なくなる直前まで病気にもめげずに、本当によく頑張っていました。
3歳の夏に、小児がんという重い病気が分かり、入院し、手術をしました。毎日はりを血管にさすなどのとても痛くて苦しい生活でした。
抗がん剤という薬を体に入れる治療もとても痛くてつらいことです。
でも、けいこさんは負けないで、保育園や小学校へ行けるよう頑張りました。
「学校楽しい、先生や友達に会いたい」そんな気持ちでいました。
けいこさんは、3年間のつらい生活の後、1年生の7月に亡くなりました。
亡くなる直前まで、病院でひらがなの練習をしました。
鉛筆をにぎることもできません。
10秒も座っていることもできなくなりました。
それでも、最後まで、今自分ができることを一生懸命努力しました。
本当に素晴らしい生き方だと先生は感じました。
先生は、こういう心温まる本に出会えました。
皆さんも心に残る、これからの自分の生き方の参考になる本に出会えることを祈っています。
6月3日(火)、6年生が伝統文化体験として、琴、謡曲、華道を一つ体験しました。
他の学年も今後、貴重な体験活動があるかと思います。
先生となる講師の方のお話を真剣に聞いて、自分のこれからの生きる力となるよう努力してください。
今日は、先生が読んだ本からけいこさんの生き方について皆さんに紹介しました。