7月19日 1学期終業式(校長講話)
- 公開日
- 2024/07/19
- 更新日
- 2024/07/19
いじめ対策・人権教育
今日は1学期最後の日になりました。1学期の学校生活はどうでしたか。4月に1年生の子たちは入学し、2年生から6年生の子たちは新しい学年になりました。学級でも新しい勉強や楽しい活動がいっぱいありました。そんな活動や勉強を通して、仲良しの友だちもできたことと思います。始業式や朝礼の時、校長先生がお話しした学校のめあてを覚えていますか。
1つ目は、「自立」です。「自分のことは自分でやり抜く」ということです。新しい学年の勉強が始まりました。苦手なことやつらいことがあっても、何度失敗をしてもあきらめずに挑戦することができましたか。今年度も、皆さんに授業の中で、文章を正しく読む力をつけましょう、という話をしてきました。皆さんは毎日、授業で教科書を読むかと思います。本当に自分は正しく、しっかりと読めたのでしょうか。一度自分をふり返ってみてください。2学期はさらにレベルアップすることを期待しています。
2つ目は、仲間への「思いやり」の気持ちです。4月に新しい先生、新しいクラスの仲間との出会いがありました。この仲間がみんな笑顔で生活できましたか。悲しい思いをしている仲間がいたら、声をかけてあげましたか。話をよく聞いてあげましたか。遊びのつもりでも仲間の心を傷つけてしまうことはなかったでしょうか。
学校ですごす時間だけではなく、家に帰ってからの時間も同じです。SNSなどで、仲間や知り合いの人たちに、どのような言葉を使っていますか。相手の心を傷つけてしまうと、心の傷は一生消えません。相手がいやな気持ちになる言葉は、絶対に話してはいけません。言葉をスマホで送ってもいけません。夏休みには十分注意してください。
3つ目は、自分を支えてくれた人たちへの「感謝」の気持ちです。家では家族の人たち、地域では見守り隊や保護者の方、学校ではクラスの仲間、担任の先生、給食を作ってくださる方など、たくさんの人たちに「感謝」の気持ちを忘れず、「ありがとう」という言葉をかけることができましたか。今日は、学級の仲間への感謝と同時に、1学期間、皆さんを見守ってくださった、担任の先生への感謝の気持ちを忘れずに、すごしてください。
1学期、校長先生は朝や帰り、東門や西門に立っていました。高学年の5年生や6年生の子たちがいい挨拶をする班は、班全体が気持ちよく挨拶をしていました。挨拶することの心地よさを校長先生は感じました。
また、班長さんを中心とした、6年生の子たちが、優しく励ますように、入学して間もない1・2年生の子たちに声をかけている姿をみかけました。これこそが「思いやり」だと感じました。きっと、今の1年生、2年生の子たちも、5年生・6年生になった時、同じことができるようになると信じています。「思いやり」と「やさしさ」はこれからもつながります。思いやりとやさしさの連鎖と言います。浅井南小の良き伝統としていきたいです。
この後、各学級で1学期の通知表をもらいます。特に、勉強面では、自分がよくがんばったことやできるようになったこと、これからがんばらなければいけないこと、自分でよくふり返ってみましょう。生活面のことは保護者会で担任の先生より、皆さんのがんばったことを伝えてあります。お家でもよく話し合ってみましょう。
明日からは夏休みです。楽しい計画を立てている子もいるかと思います。自分の興味をもったことをとことん調べたり、読書をしたりすることに挑戦する絶好の機会です。夏休み中は友達と会う機会が少なくなります。自分が調べたことや読んだ本のことをどんどん身近な家族へ話してみましょう。対話をしてみましょう。弟でも妹でもいいです。自分が学習したことを話してみましょう。新たな発見があるかもしれません。それが皆さんの力となります。
夏休みをひかえ、浅南子の皆さんへ伝えたいことがあります。それは、命の大切さです。自分の命も、仲間の命もかけがえのない、尊いものです。今は、暑い日が続き、熱中症に気をつけなければいけません。暑い場所をさけ、こまめに水分をとることが大切です。水の事故が怖いです。
毎年、9月に新学期が始まろうとする頃、学校が始まるとまた、周りの子たちからからかわれるのではないか、いじめられるのではないか、と不安な気持ちになり、外へ出られなくなる子が出てきます。最近はSNS等でとても悲しいことが書かれ、傷ついてしまう子もいます。つらいことを思い出したら、家族の方に相談しましょう。夏休みですが、学校の先生も相談を聞きます。つらいことを思い出したら、不安になったら、すぐ相談をしましょう。皆さんの味方はたくさんいます。出校日には元気な姿を見せてください。