学校日記

12月6日 朝礼(校長より人権講話)

公開日
2021/12/06
更新日
2021/12/06

いじめ対策・人権教育

 12月4日から10日までは、人権週間になります。自分も仲間も一人ひとりが違うことを知り、それぞれの違いを大切にすることを考えていく1週間です。
 人権とは、一人ひとりが生まれた時からもっている「自分らしく生きる」権利です。自分や仲間の良いところを見つけて、それぞれが大切な存在であることを知ってほしいと願っています。
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 自分の好きなところ、仲間のすてきなところ、これが一人ひとりの「個性」と言います。だれでも人それぞれ、得意なことがあり、苦手なこともあります。違うところを認め合いながら、たくさんの個性を見つけてほしいと思います。困っている人がいれば、優しい気持ちで助け合う集団であってほしいです。
 皆さんの学級やこの小学校だけではなく、日本や世界に目を向けると、たくさんの人々がいます。いろいろな人たちがいて、いろいろなくらしがあります。話す言葉、髪の毛の色、肌の色など違いがあります。一人ひとりが、かけがえのない存在で、人権があります。偏見や差別、いじめは、人として絶対にあってはならないことです。
 最近では、新型コロナウイルス感染症への偏見や差別をなくしていけるよう、みんなで協力しました。また、インターネット、SNSなどで仲間の悪口を書いたり、嫌がることをのせたりし、大きな問題となっています。悪口を書かれた人は、ものすごく悲しい気持ちになり、立ち直れなくなることもあります。心の傷は、ずっと消えずに残ってしまいます。悲しい思いをする子を絶対につくってはいけません。
 こうした、様々な人権に関わる問題を、なくしていけるよう、今の皆さんができることを考えていきましょう。4月の朝礼で皆さんに紹介した、仲間と楽しくすごすための魔法の言葉を覚えていますか。それは、「ありがとう」と「ごめんなさい」という言葉です。
「ありがとう」と言うと、仲間はとてもうれしくなり、やってよかったと思います。「ごめんなさい」と言うと、仲間は少し心がおだやかになり、安心できると思います。ありがとうは、たくさんの人たちに使いましょう。ごめんなさいは、仲間の目を見て心から伝えてあげましょう。
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 大きななべ、スープ、長いスプーンは同じでも、食べ方が地獄と天国では違います。優しい思いやりと感謝の気持ちをもち、みんながスープを食べることができ、笑顔ですごせる浅井南小学校をめざしましょう。
 なお、法務省よりネットでは、人権に関する動画、クイズ、標語等がたくさん紹介されています。進んで調べてみましょう。