学校日記

6月4日(水)  湧水 ・・ 一粒の雫   vol.7

公開日
2025/06/04
更新日
2025/06/04

1年

    “雫(しずく)から湧水(ゆうすい)へ”


雄大な大河は一粒の雫から


地に雨が降り、いくつもの雫が滑り落ちる

雫が集まった所に水が湧き、湧水はやがて川となる

川は山河を削り、野山をかき分け、合流を繰り返す

野に出た河川は大地を潤し、豊かな恵みをもたらす

やがて大河となって海へと注ぐ


全ての源は一粒の雫

雨粒がゴールの海へと至る旅路は苦難の連続である

しかしその道程で養分を手に入れて自らを膨らませ

同時に、そこで暮らす人に生きる糧や喜びを与える


私たちの歩みも同じ

日々の歩みは挑戦の歴史である

苦難を克服していく中で経験を積み、希望を見出し

多くの援助や協力を得て、人は着実に成長していく


1学期はまだ湧き水の段階だ

中学に入って初めて、からスタートするものばかり

しかし湧水はいつか川となり、その集合体が大河だ

一粒の雫、湧水を丁寧に集め、成長への流れを作る

その地道な作業を継続したい


われら教師は・・

湧き水を探り当て、発掘し成長の足掛かりを掴ませ

雄大な大河へと子らを導いていく

そのサポートこそわれらの使命