12月1日(月) 奔流 ・・ 削り運び積む vol.22
- 公開日
- 2025/12/01
- 更新日
- 2025/12/01
1年
“人権週間は仁愛週間”
12月4日から10日までの1週間が第77回人権週間
かつて日本では人権が認められない時代が長く続いた。身分による差別、性別による差別、民族による差別、強権によるいじめ・・誰もが当たり前に認められるべき権利が認められない時代は、弱者の声がお上に伝わることはなかった。その不平等を正すために多くの人が血を流し、涙を流して権利を訴え続けた。人権、即ち全ての人間が生まれ持った権利は、こうした長きに渡る苦労の末に獲得したものであり、多くの人の汗と涙の歴史があるのだ。だから人権を大事にしてほしいし、差別や被害を受けて我慢する必要はない。
しかし権利だけを主張して果たすべき義務を疎かにするのはどうなのか
自由があれば責任もある
権利があれば義務もある
自分がいれば他人もいる
自由・権利は、自らが主張し、他人が認め保障されるもの
責任・義務は、自覚をもとに、他人に対し果たすべきもの
自由と権利の行使には、責任と義務が伴うのだ
自由・権利は主張するが、義務・責任は果たさない
これが君の生き方だとしたら
君は、君の周りの人間を幸せにすることはできない
人権の考えの源流に流れるのは人間の温かい心、仁愛
情け深い心で人を思いやること、いたわること
マザーの言葉が、じんわりと温かく響いてくる
先日行われた福祉実践教室も、今週からの人権週間も
源流に流れるのは人間愛、思いやりの心
誰もが自分に関わることと捉えていたい