明日は、442年ぶりの天体ショーが見られます〜次は322年後です〜【11月7日(月) 全児童】
- 公開日
- 2022/11/07
- 更新日
- 2022/11/07
児童
4年生の皆さんは、月は日々見える形を変えながら、規則正しく動いて観察できることを勉強しました。私たちが住んでいる地球も惑星というグループに属していて、太陽のまわりを規則正しく公転(動いて)います。
明日8日の夜、国立天文台によると月の全体が地球の影に入る「皆既月食」が起き、日本全国で観察できるとのことです。さらに月食の最中には、月が惑星というグループに属している天王星を隠す「天王星食」も起きます。東京近辺より西の地域では、月の「皆既食」の最中に、天王星が月の後ろに入りこんでいくそうです。
日本で皆既食中に「惑星食」が起こるのは、1580年7月26日の「土星食(惑星というグループに属している土星を隠す現象)」以来、約442年ぶりだそうです。そして、日本で次に、皆既食中に惑星食が起こるのは、322年後の2344年7月26日の土星食だそうです。このような天体ショーが起きる年月がどうして正確にわかってしまうのでしょう。それは、いちばんはじめに書いた、月や惑星は規則正しく動いていることから、実際に観察できなくても計算できるのですよね。
明日は午後6時9分から月の一部が欠ける「部分。食」が始まり、全て欠けるのは午後7時16分から午後8時42分までの1時間26分間も続きます。皆既月食と言っても、月が全く見えなくなるのではなくて、赤黒い色に見えます。その後、午後9時49分には部分食が終わるそうです。このように、時間まで正確にわかってしまうのです。人間ってすごいですね。(天王星は、観測に慣れている人なら何とか肉眼で見えるくらいの暗い星ですので、観察が難しいかもしれません)
観察するときは暗いですので、周りの安全をしっかりと確保して、お家の人といっしょに観察をしましょう。
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