学校日記

2学期始業式 【9月1日の浅井中小学校】

公開日
2016/09/01
更新日
2016/09/01

校長室より

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 42日間の長い夏休みが終わり、今日から2学期が始まります。夏休みに入る前に、みなさんには3つのお話をしました。その1つが「安全に気を付けた生活」でした。夏休み期間中に、大きな事故がなく、みんなが約束を守ってくれたことを大変うれしく思います。また、目標を決めて夏休みを過ごすことはできましたか。こんな目標を立てて守ることができた、という人はぜひ担任の先生に伝えてください。担任の先生もきっと楽しみにしていると思います。校長先生にも教えてくださいね。先生は、本を10冊読むという目標と自転車で1,000キロ走るというお話ししました。読書は12冊の本を読むことができましたが、自転車の方は976キロで終わってしまいました。あと少しの努力が足りませんでした。
 まだしばらく残暑といって暑い日が続きそうですが、2学期のはじまりとしてみなさんに考えてほしいことをお話します。
 上級生の中には、金子みすずさんという詩人の名前を聞いたことがある人もいると思います。この人の詩に有名な「私と小鳥と鈴と」があります。
「私が両手を広げても お空はちっとも飛べないが
 飛べる小鳥は私のように 地べたを速く走れない
 私が体をゆすっても きれいな音はでないけど
 あのなる鈴は私のように たくさんな唄は知らないよ
 鈴と小鳥とそれから私 みんなちがって みんないい」
という詩です。聞いたことがある人も多いと思います。
 この詩の最後の「みんなちがって みんないい」という所が先生は大好きです。
 空を飛べても飛べなくても、美しい音が出せても出せなくても、みんなが同じではなく、違うからこそ素晴らしいという思いが伝わってきます。それぞれのよいところを認め合って生きることが素晴らしいことだという思いで書かれた詩だと思います。
 さて、2学期はどんな学期でしょうか。2学期は季節で言うとちょうど秋になります。秋は「勉強の秋」「スポーツの秋」「読書の秋」「芸術の秋」といろいろな活動にふさわしい時期と言われています。その言葉に合わせるように、2学期にはみなさんが楽しみにしている運動会が9月に、展覧会が11月に行われます。スポーツの秋、芸術の秋に相応しい行事です。また、読書週間なども行われます。こうした2学期ですので、ぜひ勉強もスポーツも読書も芸術にも力を注いでいきましょう。こうした行事や活動を通して、みなさん一人一人がみなさんの持ち味を発揮していきましょう。今まで気づかなかった友だちの良さを、2学期の行事を通して見つけていってほしいと思います。「みんなちがって みんないい」とお互いの良さを認め合うことができる学級や学校にしていきましょう。
 こうした学校であれば、絶対にいじめはおきません。いじめは法律でも禁止されていて、人間として許されない行為です。冗談と思って発した悪口やふざけた行いがいじめとなることもあります。もし、いじめがあったら一人で悩んだりせず、みなさんのお父さんやお母さん、学校の先生に相談してください。また、カウンセラーさんなど悩みを相談できる人もいます。
 「みんなちがって みんないい」、この言葉を2学期の生活の中で生かしていってください。
 最後に、2学期から新しく4名のお友達が増えました。後ほど、名前を紹介したいと思いますが、4名のお友達が増えたことで、浅井中小学校の全校児童は438名となりました。438名全員が「学校が楽しい、友だちがすき、学校が好き」といえる浅井中小学校にしていきましょう。みんなが安全に気を付けて、自分の命を大切にするように、友だちも大切にしていってほしいと思います。命を大切にして、よい2学期を送りましょう。