1月18日(月)一日一日を大切に <校長室より>
- 公開日
- 2021/01/18
- 更新日
- 2021/01/18
学校運営協議会
本日、放送による児童集会を行いました。
校長先生の話として、話しました主な内容をお知らせします。
『 一日一日を大切に
現在、新型コロナ感染拡大のため、愛知県に緊急事態宣言が出されています。そのため、私たちは、感染症対策をよりしっかり行っていかなければなりません。手洗い、マスクの着用、換気、距離をとるなど、学校でもお家でもやるべきこと、できることをしっかり行っていきましょう。よろしくお願いします。
さて、先日、授業を観て回っていましたら、1年生の国語では、「かたつむりのゆめ」という詩の勉強をしていました。かたつむりさんが、夢の中で早く走れるといいなあという詩だったと思います。また、6年生の国語でも、図書館の本などを調べて、好きな詩を見つけて、友だちに紹介する授業が行われていました。詩は私たちの心を豊かにしてくれますね。
今日はみなさんに、校長先生がいただいた年賀状の中に、今年の干支にちなんで「牛」というすてきな詩が書かれていましたので、紹介したいと思います。作者は、高村光太郎(たかむらこうたろう)という彫刻家・画家でもある詩人です。
牛はのろのろと歩く
牛は野でも山でも道でも川でも
自分の行きたいところへは
まつすぐに行く
牛はただでは飛ばない、ただでは踊らない
がちり、がちりと
牛は砂を掘り 土を掘り 石をはねとばし
やつぱり牛はのろのろと歩く
牛は急ぐ事をしない
牛は力一ぱいに地面を頼つて行く
自分を載せてゐる自然の力を信じきつて行く
ひと足、ひと足、牛は自分の道を味わつて行く
ふみ出す足は必然だ
うはの空の事ではない
是でも非でも
出さないではゐられない足を出す
牛だ
(高村光太郎「牛」より)
いかがでしたか?牛の力強さを感じますね。牛のように、私たちも自分の夢や目標、またはやるべきことに向かって、できることから一歩一歩まっすぐに、じっくりと進んでいく力強さを持ちたいですね。
始業式から10日ほどが経ち、今週から1月後半に入りました。現在、みなさんは、各教科の授業ともにアートフェスタに向けてがんばっています。また、新しい係や当番活動などに、がんばっている人もいます。花の世話をがんばっている人がいます。毎日、見守り隊のみなさんに、元気にあいさつができている人もいます。3学期は、一年で一番短い学期です。だからこそ、「牛」のようにじっくりと、当たり前のことをしっかり行い、一時間一時間の授業を大切に、一日一日を大切にして、充実したものにしていってほしいと願っています。 』