学校日記

7月20日(月)放送による児童集会 <校長室より>

公開日
2020/07/20
更新日
2020/07/20

学校運営協議会

本日、放送による児童集会を行いました。
校長先生の話として、話しました主な内容をお知らせします。

『 先回、「続けることが力になる」なかなか続かない場合は「三日坊主を続けよう」という話をしました。よい習慣が身についてきていますか?コロナ対策のために不便なこともありますが、みなさんはよくがんばっており、毎日の登校を始め、授業や、係・委員会・当番活動などのリズムができ、前向きに生活ができてきていると思います。特に1年生は、授業に進んで取り組み、給食では、ご飯や小さいおかずを上手につけ分け、配るなど、協力して働くことができ、当番以外も静かに待つことができています。すごく成長していると感じます。また、学校全体で集会ができない状況の中、児童会役員・代表委員のアイディアで、みんなを笑顔にする「末広チャンネル」の放送が始まったことは素敵なことだと思います。これからも、できないことを嘆くのではなく、知恵を出してできることを考え、実行していく姿勢を大事にしていってほしいと思います。

先日の一斉下校のときの出来事を紹介します。私は正門の横断歩道のところで、みなさんを見送っていました。すると、上級生の女の子と、1・2年生ぐらいの女の子が学校へ戻ってきました。上級生の女の子は、穏やかな態度で下級生の女の子の話を聞いていました。様子を見ていると、下級生の女の子が調子を崩したのか、トイレに行くために戻ってきたようでした。この光景を見て、私は「すごいなあ」と感心しました。分団から離れ、下級生の子を一人にしないように助け、穏やかな態度で寄り添っていることは、「やさしさ」、「思いやり」そのものだと感じました。みんなで生活していると、いろいろなことがあります。そんなとき、この上級生のように、やさしさや思いやりある行動ができる「末広っ子」であってほしいと願います。

さて、先週、将棋界で素晴らしいことがありました。愛知県出身の高校3年生、藤井聡太7段が、将棋の8大タイトルの一つ「棋聖」(きせい)というタイトルを勝ち取りました。最年少記録を30年ぶりに塗り替えました。将棋界でもコロナのために、対戦が2か月ほどできませんでした。しかし、そんな中でも、自分が戦ってきた将棋を見つめ直す努力を、こつこつしてきたそうです。かつて、藤井新棋聖が中学2年生でプロの将棋界に入ったとき、話題になったことがありました。小学校のときから、「将棋ノート」という自分のノートを作り、毎日こつこつと将棋の勉強をしていたそうです。詰将棋を作ったり、プロの対局を書いて研究したりして、「将棋ノート」は何冊も作られたそうです。そして、詰将棋で培った力は、今の強さにつながっていると言われています。コロナがあっても、自分のやるべきことをしっかり見定めて取り組む姿勢や、夢や目標に向かってこつこつと取り組む姿勢は、私たちも見習いたいですね。

さて、今年度の1学期は、8月7日までで、あと3週間です。みなさんは全体としては、生活のリズムができ、前向きに生活できています。しかし、細かな点に目を向けると、慣れからか、やや雑になっていたり、不十分であったりすることがあります。それでは、基本的なことについて、一人一人はできているか、みなさんに聞いてみたいと思います。手を挙げてください。担任の先生方も見ていてくださいね。1つ目、「自然なあいさつができている」と思う人は手を挙げてください。(はい、下ろしてください)2つ目、「授業中は先生の話をよく聞いて、進んで取り組んでいる」と思う人は手を挙げてください。(はい、下ろしてください)3つ目、「廊下や階段では、右側を歩くことができている」と思う人は手を挙げてください。(はい、下ろしてください)4つ目、「手洗い、マスク着用などコロナ対策ができている」と思う人は手を挙げてください。(はい、下ろしてください)当然、マスクの着用は、熱中症にも注意が必要です。息苦しい場合、運動する場合などは外してくださいね。ありがとうございました。いかがでしたか?基本的なことを、藤井新棋聖のように、こつこつと続けていってほしいと思います。やはり、続けることは力になります。あと3週間、先ほど聞いたことなど、基本を見直し、1学期よいしめくくりをしていきましょう。 』