学校日記

3/19 第55回卒業式~心を燃やせ~

公開日
2026/03/19
更新日
2026/03/19

校長より

 第55回卒業式が行われました。6年生は凛とした姿で巣立っていきました。式辞では次のようなことを話し、送る言葉としました。


 柔らかな日差しとともに、校庭の桜の蕾がふくらみ始めました。春の息吹が感じられるこの佳き日に、ご来賓の皆様のご臨席を賜り、卒業式を挙行できますことに、心より感謝申し上げます。保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。これまでの本校への温かいご理解とご協力に、心より御礼申し上げます。

 そして、106名の卒業生のみなさん。卒業、おめでとう。

 さて、みなさんに問いかけます。これまでの人生で、あなたの心に残っている「言葉」は何でしょうか。友人の一言、家族の励まし、先生からの叱咤激励。人は時に、言葉によって立ち上がり、強くなります。たった一つの言葉が、その人の生き方を決めることさえあります。私は今日、みなさんに一つの言葉を贈ります。

「心を燃やせ。」

 これは、アニメ『鬼滅の刃』に登場する剣士、煉獄杏寿郎が遺した言葉です。彼は致命傷を負いながらも、未来を託す若者たちにこう語りかけました。

「胸を張って生きろ。己の弱さや不甲斐なさにどれだけ打ちのめされようと、心を燃やせ。歯を喰いしばって前を向け。」

この言葉は、主人公・炭治郎が弱さに負けそうになったとき、何度も彼を奮い立たせました。人はいつか命を終える存在です。だからこそ、その限りある命を悔いのないように生きる。それが「心を燃やす」ということなのだと、私は思います。

 これからみなさんが生きていくのは、AIの進歩により社会が激変する時代です。正解のない問いがあふれ、変化の激しい世界が待っています。しかし、どんな時代であっても変わらないものがあります。それは「自分の人生を生きるのは、自分自身だ」ということです。失敗し、自分の弱さに打ちのめされる日もあるでしょう。そのときこそ、思い出してください。

 心を燃やせ。

 努力を重ねよ。

 挑戦を恐れるな。

 自分を信じろ。

 自分自身の可能性をあきらめないために。自分の命を輝かせるために。

 そして、命を大切にしてください。みなさん一人ひとりの命は、保護者の方にとって自分以上に大切な、かけがえのない存在です。命の重さを知り、心を燃やして生きていってください。

 卒業生のみなさんの未来に幸多からんことを祈り、式辞の結びといたします。

令和8年3月19日   一宮市立末広小学校長 髙島 哲宏

(抜粋)