視点を示して学びを深める 12月9日
- 公開日
- 2020/12/09
- 更新日
- 2020/12/09
校長だより
子どもたちが、学習のめあてを意識して取り組むことはとても大切です。教師が学習時にめあてを提示し確認させることはもちろんですが、学習中に何を意識して取り組ませるかを常に子どもに確認させることで、こどもたちはめあてを忘れることなく、学びを深めることができます。
1年生では、国語のものの名前を学習した後の発展として、お店屋さんごっこを行っていました。ものの名前を意識させるため、「魚屋」「八百屋」などのお店屋さんの名前は大きなまとまりを表すものの言葉、「たい」「にんじん」などは、大きなまとまりの中にある小さなものの言葉ということを復習し、買い物の際の応答でも、ものの名前をきちんと言ってから行うことを確認していました。
また、2年生の教室では、図工の作品をよりよいものに仕上げるために、活動の途中でそれぞれの作品を見て、よいところを見つける活動を行っていました。教師は「では、友達の作品で細かくできているところを見つけましょう」「次は色」と具体的に視点を示し、見つけさせていました。このような活動を行うことで、よりよく作品を仕上げていくための視点を子どもたちが理解し、さらには、どの作品にもそれぞれの良さがあることに気づいていました。
教師が子どもに身に付けさせる力を意識して、活動を楽しませつつめあてを忘れないように取り組ませることはとても大切です。めあてを常に意識させるような教師の指示や発問の力を、今後も磨いていきたいと思います。