第65回卒業式 2 (H24.3.19)
- 公開日
- 2012/03/19
- 更新日
- 2012/03/19
6年
卒業証書授与の後、校長先生の式辞がありました。そして、九日市場にお住まいの一宮市の教育委員をしてみえる大島美智子様から教育委員会告示をいただきました。また、一宮市長祝辞を一宮市木曽川市民病院業務課長岩田光廣様よりいただきました。
校長の式辞から
「卒業生の皆さん、あなたたちは、この小学校に入学して以来、六年間、ここで席を並べる友達と共に生活し、時には兄弟のようにけんかをしたり、また、共に泣いたり笑ったりする中で、喜びを分かち合い、悲しみや悩みを解決し合って、過ごしてきました。
あなたたちが六年生になった今年、掲げた学年の目標は、学年だよりのタイトルにもなっている「GOAL」という言葉です。小学校の卒業に向かって、いつでも「スマイル(1組学級目標)」を大切に、友と友との「絆(2組学級目標)」を強くしながら、忘れることのできない一年にしようという皆さんと担任の先生の願いが込められていると思いました。この小学校生活で育んできた「友情」という互いの絆を、生涯の宝物として、これからも大切にしていってほしいと思います。
〜略〜
私たちは、今、何の不自由のない暮らしをしていますが、いつも心の中に不満な気持ちを抱きながら、夢や希望が持てず、不平を口にする人も見られます。私たちが、この世に生きているのはどうしてかを考えてみてください。まず浮かんでくるのは、私たちを生み育ててくださったお父さんお母さんがいます。また、保育園や幼稚園の時代、小学校の六年間を通して、豊かな心や多くの知識を教えてくださった先生がいます。一緒に汗を流した友達がいます。春大根を味わい、ニンジン、ナス、ジャガイモのなどの野菜を育て、味噌を造り、花餅を飾りました。食育の活動を通し、多くのことを教えていただいたゲストティーチャーの皆さんもいます。時には遠くから、時には近くで見守ってくださった地域の方々もいます。
人という字は、人間が互いに寄り添い、支え合う形をしています。支え合い、助け合うという気持ちは、人への「いたわり」という気持ちから生まれます。人の痛みを感じることのできる「いたわり」の心や優しさを自分の心にしっかりと根付かせ、身近にいる人たちへ、思いやりの心を示していけるようになってほしいと思います。それが、自分をこれまで育んでくださった方々への恩返しをしていくことになると思います。
どんなときにも「いたわり」の気持ちを持って、夢のある、希望に満ちた人生を送っていってください。皆さんの健やかな成長と、今後の活躍を願い、式辞といたします。」