学校日記 「きらわく」

3/23 6年生 当たり前の尊さ

公開日
2022/03/23
更新日
2022/03/24

6年の部屋

だれの靴も入っていないのは、6年生の下駄箱だけです。
 そのすっきりとした下駄箱を見て、少しだけ切なくなります。

 朝、職員室にアレンジャーの中身を取りに来る他学年を見るたびに、6年生の子はまだ来ないかな?と思ってしまいます。
委員会の子が仕事をしている姿を見ると、みんなも忘れずにやっているかな?と思ってしまいます。
傘立てを見ると、あの気持ちのあらわれた美しい傘立てを思い出します。
誰かと廊下ですれ違うたびに、みんなの笑顔を思い出します。
 掃除の時間になると、みんなが一生懸命もくもく掃除をしていたことを思い出します。
 休み時間になると、みんなでいろいろな話をしたことを思い出します。
リズム縄跳びの曲が流れると、一生懸命に練習していた子を思い出します。
 1年生が玉入れをしているのを見て、オフ会でやった『年忘れ大運動会』で爆笑したことを思い出します。
 
 学校にいるとみんなの面影をたくさん探してしまいます。
 
 『みんながいた当たり前』は当たり前ではなかったのだと、改めて、感じています。そして、その当たり前はとても儚くて、尊いものだったのだと強く感じました。
 よく言われることですが、失ってから気づくものがあるのですね。

 『みんながいない当たり前』に慣れるには、まだ時間がかかりそうです。

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