学校日記

1・19(金) デジタル社会を生きる【校長室より】

公開日
2024/01/19
更新日
2024/01/19

校長室

1月16日付朝日新聞朝刊の天声人語を以下に紹介します。
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〈AIにレポート書かせAIにバレてしまったAI社会〉高専3宮下夏澄。ついにここまで来たか。

毎年この時期に東洋大学から「現代学生百人一首」が届く。37回目の今回、募集要項に初めて生成AIを使用しないとの条件が明記された。集まったのは6万3606首。Z世代の感性に触れる。

〈AIが出した答えと違うけどこの瞬間は君を信じる〉高1今村柚希。一応聞いてみる。

〈Siriに聞く学校行くのなんでかと友達たくさんいるところです〉中1深沢悠翔。「Hey Siri」と尋ねてみたら。

〈バスの中ほんの少しの優越感周りは携帯私は読書〉中3乾育瞳。どの乗客もスマホ画面に見入るなかで、私の手には本がある。
  【後略】
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 これからの社会を担うZ世代。予測困難な社会を生き抜くZ世代。デジタルを有効に活用していける社会人に成長する必要があります。生成AIは今後も進化し、私たちの生活になくてはならないものになっていきます。その際に必要になる力のひとつが「質問力」だと言われています。生成AIにつまらない質問をすれば、つまらない回答が。逆によく考えられた質問をすれば、素晴らしい回答を得ることができるそうです。

 対話を通して、論理的な思考力を高め、質問力を向上させることは大切です。すべてを情報機器から得るのではなく、書物からもたくさんの情報を得ることができます。

 学校教育において、人とのつながり、つまり人との対話を通して「質問力」を育むこと、読書の楽しさを実感することを大切にして実践していきたいと考えています。


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