1・20(金)ネットゲームとの付き合い方【校長室より】
- 公開日
- 2023/01/20
- 更新日
- 2023/01/20
校長室
「ガチャガチャ」
私が子どもの頃、1回100円で欲しいおもちゃが出てくるの心待ちにして熱中したことを覚えています。最近では、1回500円のガチャガチャが大型ショッピングセンターやゲームセンターにあるのを見かけます。その「ガチャガチャ」はネットゲームでも利用されているそうです。
1月13日(金)毎日新聞朝刊に『依存性高いネットゲーム「ガチャ」』という見出しで記事が載っていました。
記事によると、子どものオンラインゲームを巡るトラブルが深刻化しているそうです。国民生活センターの調べでは、小中高校生のオンラインゲーム関連のトラブル相談は増え、2020年度では3723件にのぼるとのこと。親のクレジットカードの無断使用などが目立ち、支払い額は10万円以上50万円未満のケースが多いそうです。
「ガチャ」は、お金を入れるとカプセル入りのおもちゃが出てくる販売機に由来し、多くのオンラインゲームに組み込まれています。1回は無料や少額でも「外れた。次こそは」と熱くなって続けるうちに支払いがかさむのです。ネットゲームでは、「課金」と呼ばれ、少額でもかさむと高額になります。クレジット決済であり、実際のお金で支払われていないため、お金を支払っているという実感さえも湧きにくいのです。さらにはゲーム依存症が問題視されています。世界保健機関(WHO)は「ゲーム障害」を依存症の一種と認定しています。ゲームをしたい衝動が抑えられず、問題が起きても続けてしまうという病気として。
ネットゲームはギャンブル性の要素が強いものがあります。子どもたちがネットゲームの世界でどのようにしているのかは、学校では、なかなか見えにくい部分です。学校では、ネットゲームをする上でのルールをおうちの人とよく話し合うように指導するとともに、「過ぎる」ことでどのような悪影響が出るのか子どもたちに話していきます。ご家庭におきましても、普段の何気ない会話の中からオンラインゲームとの付き合い方についてお子さんと話してみてはいかがでしょうか。
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