9・2(金)二刀流!大谷選手【校長室より】
- 公開日
- 2022/09/02
- 更新日
- 2022/09/02
校長室
9月1日、大リーグで活躍している大谷選手が30号のホームランを打ちました。8月には、みなさんもご存じの「2ケタ勝利2ケタ本塁打」の偉業を達成しました。野球の神様と称されるベーブ・ルースが達成して以来、実に104年目の快挙です。
8月12日の中日新聞朝刊に次のような記事が載っていました。
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米大リーグの往年の名選手、ベーブ・ルースは港町ボルティモアで過ごした少年時代、不良だったという。
自伝によると、両親が働く酒場の2階で暮らし、酒場や外の道路で過ごした夜も。事情を抱えた子らが修道士に教わる全寮制の工業学校に7歳で入れられ、ここで野球と出会い、やがてスカウトされた。恵まれぬ境遇からの出世も米国で愛された理由だろう。
大リーグでルース以来104年ぶりとなる「投手として2ケタ勝利、打者として2ケタ本塁打」をエンゼルスの大谷翔平選手が達成した。
長く挑戦者がほとんどいなかった投打の二刀流を日米で貫く。「容易ではない」と冷淡だった解説者もかつて相当いたと記憶する。さわやかな受け答えからルースのような元不良には見えないが、大勢にくみせぬ異端の人ではある。結局は日本ハムに入るが、高校3年のドラフト会議前に大リーグ挑戦を宣言。日本のプロを経ずに米国に渡る高校生の「パイオニアに」と夢を語っていた。
ルースも、二刀流の顕著な活動は投手から野手へ転向する過程だった2年のみ。大谷選手は、自身が結果を残せば続く選手は増えると思っているのだろう。今回の2ケタ勝利2ケタ本塁打に「(二刀流が)当たり前になってくれば、もしかしたら普通の数字かもしれない」と話した。異端とは決して呼べぬ日が来るのかもしれない。
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解説者の方々の多くは、大谷選手の二刀流に「本当にできるのか」と疑問を投げかけていました。
「今の野球では通用しない」「ベーブ・ルースの時代とは違いすぎる」と。
しかし、大谷選手は、強靭な身体と抜群の野球センスで二刀流を体現しています。その活躍を見るたびに、多くの勇気をもらっているように感じているのは、私だけではないと思います。
がんばれ!大谷選手!