8・3(水)平和への祈りをこめて【校長室より】
- 公開日
- 2022/08/03
- 更新日
- 2022/08/03
校長室
8月3日付中日新聞朝刊の中日春秋に次のような記事が載っていました。
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日本三大花火大会の一つは8月2、3日に行われる新潟・長岡の大花火。終戦間際の8月1日夜に始まった長岡空襲の犠牲者1488人の霊を慰め、平和を祈る。
大会に尽くした百歳の地元の花火師、嘉瀬誠次さんはかつて出征し、旧ソ連のハバロフスクに抑留された。栄養失調の仲間は逝った。
天国の戦友のため1990年、嘉瀬さんらがハバロフスクで開いた花火大会で、終盤に披露したのが白一色の大輪「白菊」。「小林君、中村君、見ててくれるか」と思いながら上げたという。白菊はその後、長岡でも空襲開始時刻の8月1日午後10時半に上げられるように。
【中略】
抑留体験でソ連に憎しみを抱いていた嘉瀬さんは、花火のために訪れた際、何万人もの戦没者の名前が刻まれた塀を眺めて「つらい思いは相手も同じだったろうな」と思ったという。
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コロナ禍で中止だった長岡大花火。今年、3年ぶりに行われました。長岡大花火に咲いた大輪には多くの人々の思いや願いが込められているからこそ、見ている人に多くの感動を与えることができるのだと思います。
世界では、今なお戦火が絶えません。早く終息することを祈ります。
また、8月6日、9日は、被爆国である日本にとって忘れてはいけない日です。
ご家庭でも、平和について考えてみてはいかがでしょうか。