学校日記

6・3(金)家庭教育はすべての教育の原点【校長室より】

公開日
2022/06/03
更新日
2022/06/03

校長室

 時代や社会が変わり「家族のかたち」も変化してきました。三世代家族が急減し、一人で暮らす人も増えています。以前は「核家族」という言葉が流行した時もありました。

 昭和の時代、気に入らないことがあれば怒鳴り散らし、ちゃぶ台をひっくり返して家族に鉄拳を振るう「昭和の頑固おやじ」がいました。ドラマ「寺内貫太郎」で表現された父親像がまさにそうでした。貫太郎のモデルは『寺内貫太郎一家』の脚本を書いた向田邦子さんの父親がモデルだそうです。向田さんの随筆には、寡黙で、時に理不尽に怒るが、心の底では家族を温かく見守る「一家の大黒柱」としての威厳をもった父親が描かれていたそうです。

 時が移り、「家族のかたち」は、大きく変わりました。様々な価値観があり、多様性を重んじる社会になりつつあります。しかし、忘れていけないのは、子どもへの教育において「家庭教育はすべての教育の原点」であるということです。そして、家庭と学校が連携することが大切です。
【参考資料:2022年5月26日付 教育新聞愛知県版】