学校日記

1・14(金)「べき」を知り「べき」を許す【校長室より】

公開日
2022/01/14
更新日
2022/01/14

校長室

「待ち合わせは午後3時です」と友人とした時、あなたの「べき」はどうですか?
・午後3時より5分前に待つべき
・午後3時ちょうどに待つべき
・午後3時を5分過ぎても待つべき

 自分の「べき」と相手の「べき」が一致していれば、怒ることはないのですが、人によって「べき」の範囲は様々です。不要なイライラを減らすために次の3つの努力が必要だと言われています。
(1)自分の「べき」ではなく、ちょっとイラッするが許容できる範囲を拡げる努力
(2)許容できる範囲を一定にする努力
(3)自分の「べき」の範囲を言葉にして伝える努力

「分かっているはず」「知っていて当たり前」と考えるのではなく、言語化して相手に伝えることが大切です。

 先ほどの待ち合わせの例で、私のべきは「午後3時ちょうどに待つべき」ですが、10分ぐらいならちょっとイラッときても待てます。これを踏まえて相手には「待ち合わせは午後3時です。10分遅れたら遅刻ですから先に行きますよ」という具合に事前に伝えておくと、不要なイライラを減らすことができます。

 自分の「べき」を知り、相手の「べき」で許せるものは許していくと楽に生きられると思います。