12・17(金)競争から共想・共創へ【校長室より】
- 公開日
- 2021/12/17
- 更新日
- 2021/12/17
校長室
「能作」という企業をご存じでしょうか?富山県は鋳物(いもの)産業が伝統産業としてあり、能作は、近年業績が右肩上がりの企業だそうです。有名なのが、錫(すず)100%の鋳物で、ぐい飲みや皿を制作し、売り出しています。錫で作ったぐい飲みで飲む日本酒は、角がとれて丸みのある味になるそうです。日本酒のみでなく、牛乳や豆乳もえぐみがとれて飲みやすくなるそうです。
しかし、伝統産業は現在も低迷はしており、能作も以前は、零細の企業であったそうです。ある講演会で能作の社長さんのお話を伺う機会がありました。その中で、社長のポリシーは、次の4つあると伺いました。
◎「続けること」「あきらめないこと」
◎過ぎ去ったことを考えない。今を大事に。
◎仕事を楽しみ、愉しむ。
◎地域社会には労を惜しまず貢献する。
そして、今の時代、
競争(競い争うこと)から共想・共創(ともに考え合い、作り出すこと)
が大切であると考え、日々実践されているそうです。
学校においても、子ども同士が学び合い、ともに作り出していくことを大切にすることが重要です。子どもの学びを支え、より良き社会人へ導くことが教職員の役割であると考えます。
(写真は、能作社長の能作克治さん)