学校日記

10・1(金)運動会の開催について【校長室より】

公開日
2021/10/01
更新日
2021/10/01

校長室

 愛知県に出されていた緊急事態宣言が解除になりました。しかしながら、愛知県独自の厳重警戒措置がとられています。学校生活におきまして、今後も油断することなく、新型コロナ感染症拡大防止に努めていきます。

 10月9日(土)に運動会を開催します(雨天の場合は10月14日)。本日、開催方法に関する文書とプログラムを配付しました。本年度は、午前中開催とし、2学年ごとの分散で開催します。子どもたちが一生懸命踊ったり走ったりする姿をご覧いただけたらと思います。運動会参観に関しまして、保護者の皆様には多くのご負担をおかけしますが、ご協力を頂けたらと思います。ご不明な点がありましたら学校までご連絡ください。

 さて、中日新聞の中日春秋に次のような記事がありました。
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 作家の半藤一利さんは子どものとき、相当のがき大将だったそうだ。けんかのとき、こんな言葉を使ったという。「この野郎、ようちょうしてやる」
 はて「ようちょう」とは。調べれば漢字は「膺懲」。懲らしめるという意味である。こんな難しい言葉を子どもの時から使ったとはさすがは半藤さんと言いたくなるが、そうではなさそうだ。実は当時の流行語で、子どもにまで広がっていた。もとは「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」。中国を懲らしめるという日中戦争当時のスローガンである。
 特異な時代はいやでも特異な言葉を定着させるものなのだろう。文化庁の調査によると「不要不急」「3密」「ステイホーム」など新型コロナウイルスに関連して使われる言葉について尋ねたところ六割以上が「そのまま使うのがいい」と回答したそうだ。
少し分かりにくいが、説明なしでもその言葉を理解できるということなのだろう。それほど、これらの言葉は世の中に浸透した。
 コロナ禍での生活も長期に及び、国や自治体が連日のように呼びかけた言葉が定着するのは当然のことでかつてなら耳慣れなかった「ソーシャルディスタンス」や「人流」も今はあたりまえに使っている。鼻まで覆わぬ「鼻出しマスク」。これなんぞ、以前なら意味に戸惑う言葉だろう。「膺懲」が消えたように、「コロナ言葉」を使わなくて済む日々が早くやって来ないか。
(2021.9.27中日新聞朝刊より)
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 時代を反映した言葉が流行するのはいつの時代でも同じですね。