7・30(金) 東京オリンピック2020【校長室より】
- 公開日
- 2021/07/30
- 更新日
- 2021/07/30
校長室
東京オリンピック2020が始まって1週間。各種目で日本代表選手の活躍が多くみられ、うれしく思います。単純にスポーツ観戦は、心が熱くなりますね。やはり一生懸命な人の熱量は伝わるのでしょう。スポーツ観戦漬けの1週間でした。
さて、日本経済新聞の春秋で次のような記事が載っていました。
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ここ1番の勝負の場で、絶対王者いわれるアスリートが敗れ去る。そんなとき人は「魔物が潜んでいた」などと評する。プレッシャーの怖さ、普段通りの力を出し切ることの難しさ。舞台を後にする選手の心中を思えば胸が痛むが、これもスポーツの奥深さであろう。
これまでとは次元も勝手も違う魔物に、東京五輪は襲われた。世界的な新型コロナの感染拡大と、それによる開催延期や無観客試合。コロナ下での生活を送ってきて思うのは、この魔物は人間の猜疑心(さいぎしん)や罵り合いが大好物ではないか、ということだ。魔物にそそのかされるように私たちは、分断の道を歩んだ気もする。
〜中略〜
「平常心で戦えないのが五輪だが、五輪でしか出ない力もある。魔物もいるが魔法もある」。女子柔道の元世界王者、山口香さんが以前、本紙に綴った言葉だ。応援する側としてしばし、五輪の魔法を心から楽しむのも悪くない。
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オリンピック開催については、様々な意見がありますが、アスリートたちのこれまでの努力を推察すれば、純粋に応援をしたいですね。