学校日記

7・21(水) 弱さを知る強み【校長室より】

公開日
2021/07/21
更新日
2021/07/21

校長室

7月3日第92期ヒューリック杯棋聖戦五番勝負第3局が行われ、藤井聡太棋聖(18)が渡辺明名人(37)に勝って通算3勝0敗とし、初防衛を決めました。藤井棋聖は同時に九段昇段も決めました。同じ愛知県人としてはうれしいかぎりです。

さて、日本経済新聞の春秋で次のような記事が載っていました。
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どこまで強くなるのか。圧巻の3連勝である。先日、行われた将棋の棋聖戦。
 〜中略〜
だが、本当の見どころは投了後の「感想戦」だった。勝者、敗者がともに対局を振り返る。別の展開もあったのではないか。実践で指されなかった「妙手」を、ともに研究する。「(私の)姿勢が軟弱でした」「あきれますね」。敗れた渡辺さんは時に笑顔で、謙虚に省みた。将棋界が長い歴史のなかで育んだ美風である。
 〜中略〜
感想戦で渡辺さんは、終盤の勝負手について「研究課題です」と総括した。私たちも、その真摯な姿勢を学びたい。
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将棋であれスポーツであれ、勝負事には、勝ち負けがつきもの。勝てば当然うれしいのですが、負けた時にこそ、成長するための何かがあるものです。自分の弱みを知ることでさらなる成長を遂げることができます。自分の弱みを謙虚に受け止め、そこからどうすればよいか考え、行動していくことが大切ですね。