7・2(金)見えないつながりの大切さ【校長室より】
- 公開日
- 2021/07/02
- 更新日
- 2021/07/02
校長室
NHK朝の連続テレビ小説『おかえりモネ』をご覧になられている方もいるかと思います。宮城県気仙沼市の離島である亀島で育った百音(ももね)が、高校生の時、東日本大震災を経験。高校卒業後は、内陸の森林組合で働く。海のこと、山のことを知る中で、山と海は「空」でつながっていること、そして「空」のことを知ることで、なにか人々の役に立つのではと考え、気象予報士を目指す。苦労と失敗を重ね、ようやく気象予報士の試験に合格し、東京で気象予報士として活躍するというドラマです。
林業は山を守る大切な仕事です。植林や伐採をする中で、長い年月をかけて森を育てることで山を守るのです。山と海は川と空でつながっています。緑豊かな山に降った雨が小川となり、川に集まり、海へと流れます。その水は栄養豊富で、河口付近の生物に恩恵を与えます。ドラマの中で「山と海はつながっている。目に見えないつながりがあるんだよ。」という一節があります。「山と海」一見、無関係に思えることも、実は目に見えないところで関係しているのです。
さて、SDGs(エスディージーズ)持続可能な開発目標をご存知ですか。これは、2015年9月の国連総会において採択された世界的な目標です。2030年までの具体的指針として、17の世界目標が掲げられています。その中に「13 気候変動に具体的な対策を」「14 海の豊かさを守ろう」「15 陸の豊かさも守ろう」があります。空・海・山の豊かさを守るために私たち一人一人が考え、行動を起こし、積み上げていくことが大切ですね。