学校日記

4・9(金) 聴いて、聴いて、聴きまくって・・・【校長室より】

公開日
2021/04/09
更新日
2021/04/09

校長室

 皆さんは、テレビドラマ「イチケイのカラス」という番組をご存知ですか?偶然に視聴したのですが、私にとって、とても興味深いものでした。浅見理都さん原作の漫画「イチケイのカラス」をドラマ化したものです。舞台は、裁判所。第一刑事課(イチケイと呼ばれている)に所属する判事や書記官が登場します。新しく第一刑事課に配属された坂間さんという判事が、勤務初日に中学生の法廷見学をお世話することになります。中学生からは、裁判所や判事に関する様々な質問が飛び交います。

中学生「判事さんは、判決の時に悩みますか?」

坂間判事「基本、悩みません。検察が調べ上げたことを精査し、吟味すれば、99.9パーセント悩まずに判決をします」

このやり取りを聞いていた入間さん(実は、第一刑事課の判事だが、坂間さんはそのことを知らず、中学生の引率教員と思っている)が坂間さんに話します。

入間さん「裁判官にとって、大切なことは、話を聴いて聴いて聴きまくって、悩んで悩んで悩みまくって、一番良いと考える判決を決めることが大切ではありませんか」

そして、入間さんは、坂間さんに
「いずれ悩まないことで悩むときが来ますよ」
と話すのです。

 このドラマの一場面を見て、私たち教職員も子どもたちや保護者の方の話を「聴いて聴いて聴きまくって」いくことが大切であるなあと改めて思いました。

 新年度に入り、3日間が過ぎました。私たち教職員は常に「聴いて聴いて聴きまくって」いくことを大切にします。時には「悩んで悩んで」対応することもあるかと思いますが、保護者の皆様のご支援とご協力をいただけたら嬉しいです。