学校日記

2月28日 はばたけ卒業生

公開日
2020/02/28
更新日
2020/02/28

奥小日記

昨日発表された新型コロナウィルス感染拡大防止による臨時休校措置により、本日が今年度最後の登校日となってしまいました。
特に、卒業を控えた6年生にとっては突然の学校とのお別れです。
卒業に向けたすべての時間を失ってしまう子どもたちの思いは計り知れません。
そんななかで、とうとう迎えた最後の授業時間。
6年生の教室の様子をうかがおうと足を向けました。
すると、廊下を埋め尽くす児童の姿が…。

ほんの少しでも6年生に感謝の気持ちを伝えたい!
6年生の卒業をお祝いしたい!
このまま、何事もないまま6年生に卒業してほしくない!

奥小学校のすべての教師と児童の思いを形にしようと行動を起こしてくれた5年生のみんなが集まってくれていたのです。

全ての気持ちを乗せた「また会う日まで」の合唱が響き渡りました。
突然のサプライズに対する喜びと感動に涙する6年生の姿。
6年生の子どもたちの口からは、自然に「お返しに歌いたい!」の声が上がり、
「明日を信じて」の合唱が送り返されました。
その歌声には、感謝の気持ちと最高学年のバトンを託す思いがしっかりこもり、
5年生の目にも、きらりと光る涙がにじんでいました。

たとえ形は変わっても、「はばたけ卒業生」という行事が持つ意味。
その本当の姿が広がる感動的な時間でした。