平成20年度 第1回 一宮市学校教育推進会議
- 公開日
- 2010/03/26
- 更新日
- 2010/03/26
信頼される学校づくりをめざして
開催日 平成20年7月14日(月)
【議事の概要】
一宮市の学校教育について
1 コミュニティ・スクールについて
・地域の人と子どもたちが触れ合う機会が増えることは地域の人にとっても良いことだと思う。多くの地域でコミュニティ・スクールが立ち上がることを期待したい。
・一宮の教育を考えるシンポジウムに参加して、地域の人が真剣に子どもたちのことを考えて、育てていく基盤づくりをしていくことが大事であることを実感した。地域の人達の心をどう育て、どう意識を変えていくかが課題である。
・地域・保護者・学校が、学校運営協議会という同じ場で話し合うことができた。お互いに本音で子どもたちをどのように育てていくかを話し合うことができたことが大きな成果である。今後の計画としては、中学校区ごとに拡充していく予定である。
2 情報機器の活用について
・教室の黒板にスクリーンをはりつけ、パソコンの画面や子どものノートを大きく映して見せるなど、情報機器を様々な方法で活用している。今後も教育機器を利用した効果的な授業法の研究も進めていきたい。
・全職員が教育機器を使いこなせるようになることが課題であり、授業のレベルを上げるひとつの方法であると考えている。
・情報機器はあくまでも道具であり、教員の満足度だけでなく子どもの学力向上にとって本当に必要なものかを考えなければならない。
3 不登校について
・不登校の子どもたちを受け入れる施設として教育支援センターが4箇所ある。支援センターの子どもたちは、様々な行事を通して人とのかかわりに慣れることや学習に取り組むことで、学校復帰に向けて努力している。
・不登校生徒の進路については、起高校の昼間定時制の翼キャンパスや私学、専門学校などでも受け入れていただけるようになった。卒業後も温かい支援を行っていきたい。
・青少年センターの電話相談には20代の後半から30代前半の相談者が多い。そういう人の中には中学校時代に不登校・人間関係のトラブルを経験した人も多い。職場に入ってもうまく人間関係がつくれなくて1週間程でやめてしまうことを繰り返している人もいる。そのうち、親が高齢になり本人が苦しんで電話をかけてくるというケースがある。働こうという意欲はあるが、長続きしないという厳しい現実があるので、精神的な支援をしている。
・小学校から中学校に進学すると不登校が増える。その要因は「教科担任制に変わる」「部活動が始まる」「登下校の仕方が変わる」など様々な要素が考えられる。それをうまく乗り越え、適応できるよう支援する必要がある。
・以前は、卒業後の出口を見つけていくことが社会自立の上で必要であると考えていた。しかし、最近は受け皿が広がることで2回、3回と挫折を味わっているというケースがある。また、卒業後もかかわりを持ってくださる先生方も多くいる。人間関係がつながっていると、何らかのきっかけで社会復帰する場合があるので、出口を急いで決めていくことよりも人間関係を築いてやることが大切である。
4 読書について
・学校で朝読書以外にも、先生から一人の大人として「一緒に読みましょう」という子どもたちや保護者への呼びかけがあるとよい。先生の感銘を受けた本を紹介することもすすめてほしい。
5 新規教員採用について
・ 現職の教員へのアンケートでは、「教職はやりがいがある」と答えている先生方が大変多くいる。しかし、教師を目指す学生で早く教職に就きたいと考えている学生は多くない。それは、教員は大変であるという意識があるからである。教員を目指す学生に教職のやりがいやよい面を啓発していくことが必要である。
・ 大学生に学校支援ボランティアなどで各学校へ入ってもらっている。また、愛知県は大量採用の時代になっていくが、意欲のある人に教員になってもらいたい。今年も180名が一宮市内の小中学校で教育実習を行う。教師になろうというきっかけは二つある。一つは自分が小中学校時代によい先生に出会ったとき、もう一つは教育実習の中で子どもたちと触れ合ったときである。教育実習では、子どもたちと触れ合うことのすばらしさを実感し、教育実習生が是非とも教師になりたいと思うようにしていかなければいけない。