【まだ厳しい状況、規制の強化も行います】
　首都圏など新規感染者の数は“頭を打った”という報道もありますが、まだ市内では数十人規模で新規陽性者が発表される日々が続いています。9月12日までとされていた緊急事態宣言も、今月末まで延長されることが決定されました。一宮市としても、これまでの休館・時短等の規制の延長に加えて、一宮駅のi-ビル3階のシビックテラスについては貸し出しを行わないなど、新たに規制を厳しくした箇所もあります。実態を踏まえた感染拡大防止策として、ご理解とご協力をお願いいたします。

【ワクチン接種を着実に（特に若年層）】
　高齢者（65歳以上）の接種率は9割を超え、陽性となっても重症化するケースが減るなどの効果が出ていますが、まだ若い世代になるほど接種が進んでいない状態です。打ちたい方が打ちやすい環境を整えるために、今週末12日（ 日 ）から一宮市立市民病院で高校生の接種を県のマッチングによって行うほか、市内の中学3年生の優先枠（接種は木曽川体育館で9/19以降）を設けて受け付けを行います。これからも、できるだけ多くの選択肢と枠を提供できるように、関係機関と調整を続けていきます。

【基本に沿って「3密対策」、エアコン使用時も「換気」を】
　車に同乗していた方々で感染するケースが報告されるように、暑い日々でエアコンをかけて締め切った空間に長時間いることは、感染リスクを高めます。市内の小中学校では、エアコンを使っていても、四隅の窓をあけて空気の通り道を確保して、扇風機をまわしています。まだ暑い日もありますが、市民の皆さまも、いまいちど感染対策の基本に立ちかえり「3密」を防ぐ警戒した生活様式をお願いいたします。


　感染して苦しまれる患者さんに対しては、医療従事者のご尽力や、医療圏内の連携のおかげで、地域の医療提供体制がギリギリのところで運営されています。関係の皆さまが困難な状況にあっても対応して頂いていること、感謝の念にたえません。なんとか、この延長期間内で第5波の対策にメドがつけられるように、ひとりでも多くの市民の皆さまのご理解とご協力をお願いするばかりです。

令和3年9月10日　一宮市長　中野 正康