8月6日 76年前のこの青空は
- 公開日
- 2021/08/06
- 更新日
- 2021/08/07
校長だより
晴天であった今日も静かに終わろうとしています。しかし、76年前の今日、8月6日に、晴天が広がっていた広島には原爆が投下されました。私たちと同じように「今日も暑いね」と身近な人と言葉を交わした人もいたことでしょう。また、家族や友達と楽しい時間を過ごしたり、季節の移ろいを感じたり、自分の未来に思いを馳せたりしていた人たちの生活が確かにありました。しかし、原爆投下により、10万人近くの人たちの命と未来が一瞬にして奪われてしまいました。そればかりではなく、その苦しみは今も様々な形で続いています。
私の祖母は生前「花火大会が嫌い」と言っていました。子どもであった私は「あんなに綺麗なのに、なぜ嫌いなの」と尋ねると祖母は「空襲の音を思い出し、恐ろしくなるから」と言っていました。広島、長崎に原爆が投下された日、そして終戦の日が来ると祖母の話を思いだし、そして今、私たちが住んでいるこの場所にも戦争があったことを忘れてはならないと思っています。浅井北っ子の皆さんも、この夏休み、ぜひ今ある幸せに感謝をして、それが続いていくためにどうしたらいいのか考える時間を少しでももってくれるといいなと思っています。健康と安全に気をつけて残りのお休みも過ごしてくださいね。(7日に一部文章を加筆しました。)