いのちを救うために 7月6日
- 公開日
- 2021/07/06
- 更新日
- 2021/07/06
校長だより
チームプッシュハートの皆さんを講師にお迎えして、6年生が救急法の学習に取り組みました。チームプッシュハートの皆さんは日頃医療現場で働きながら、ボランティアで、命を守るための活動をしてらっしゃいます。
初めに取り組んだ心肺蘇生法では、人形を用いて胸部圧迫を行いました。1分少々の時間でしたが、どの子も熱心に取り組み、疲れたり、手が痛くなったりした様子でした。救急救命士の方の「救急車が現場で到着するまでに平均で8分30秒かかります。その間、自分でも一人でやり続けるのはなかなか難しい。できるだけ協力してくれる人を見つけることが大切です」というお話にみんな納得した様子でした。
次に、グループで、事故の場面を想定した実習を行いました。事故の様子を先生に伝える人、周りの安全を確認し心肺蘇生を行う人、AEDを取ってくる人をグループ内で決めて行いました。臨機応変に動くことは難しいですが、どのグループもできるだけ早く行えるよう、協力をして取り組んでいました。
最後に講師の方から「学んだことのどんなことでもいいから、一つでもやれそうだと思うものを見つけることが大切」「命はみんなで協力して救うことが大切」というお話をいただきました。助けを呼びに行くこと、周りの安全を確かめることなど、自分ができそうなことを一人一人が行えば、命を救うことができます。また、命を救うには、多くの人の協力がいることも実感できたことと思います。
今日の授業では、プッシュハートの皆さんのきびきびした指導ぶりもたいへん心に残りました。現場で1分1秒も無駄にすることなく、命を救うことに日々取り組んでらっしゃる様子が現れていました。私たちも時間を無駄にすることなく、子どもたちと日々学んでいかねばと思いました。
プッシュハートの皆さん、今日は貴重な学びの場をいただき、ありがとうございました。