伝統を感じながら 10月26日
- 公開日
- 2020/10/26
- 更新日
- 2020/10/26
校長だより
先週の金曜日、名古屋友禅伝統工芸士の方を中心に講師をお招きして、4年生が名古屋友禅染体験を行いました。本校では平成22年より始まり、約10年続いている体験活動です。
名古屋友禅について愛知県ウェブサイトによると、「尾張藩主徳川宗春(とくがわむねはる)の頃(1730〜1739年)に、京都、江戸などから友禅師が往来し、その技法が伝えられたこと」が由来とされており、その特徴としては「土地柄を反映して、単彩濃淡調の色使いのなかに幽玄さを秘めた"渋(しぶ)"さ」にあるとされています。
3百年ほど前から伝わる技法を追体験することで、染め物ができあがるまでにはさまざまな工程があり、また、自然の材料をうまく活用する知恵を感じることができたと思います。また、何より出来上がりの色の鮮やかさ、美しさがすばらしく、子どもたちも思わず笑顔になっていました。
コロナにより活動がさまざまに制限される中、夢中になって何かに取り組むことは何より心の慰めになります。講師の先生方も、感染症対策を講じながら熱心に指導をしてくださいました。子どもたちに学びの場をいただけましたこと、感謝申し上げます。ありがとうございました。