浅井北の看板として 10月23日
- 公開日
- 2020/10/23
- 更新日
- 2020/10/23
校長だより
昨日、6年生は修学旅行の2日間の日程を終え、無事に帰ってきました。出発前子どもたちには、「三密を避けながらも、心の距離は縮めること」「感謝の気持ちを常にもつこと」「浅井北小の看板(代表)として行動すること」を話しました。子どもたちは事前学習やバス車内で楽しむクイズ問題の作成、それぞれの係の役割分担などを通して、修学旅行のめあてを自覚して出発の日を迎えたようでした。
バス移動の際の1時間ごとのトイレ休憩と換気、手洗いや消毒、検温、1列での歩行と時間を割かねばならないことがありましたが、一人一人がやるべきことを自覚していつも通りに行うことができました。バス車内では一人ずつの着席となりましたが、それぞれが興味深く風景を眺め、思いにふける様子が見られ、自分と向き合う静かな時間も大切であると感じました。
昨日は帰校時雨となり、子どもたちを早く保護者の方にお返しすべく私からの話はなしとさせていただきましたが、本日子どもたちに話をする機会がありましたので、改めて「浅井北小の看板としての6年生」という話をしました。
看板の価値は自分ではなく、人から決められるものです。一見きらびやかでもすぐに壊れてしまう看板、古めかしく歴史がありそうだが手入れのできていない看板、何が言いたいのかわからない看板…今回の浅井北の看板はほかの人にどう映ったのか、子どもたちに考えてもらいました。他の観光客に配慮して手洗い場を独占しない、静かに移動をする、使ったものは整えて返すといったことを、子どもたちは意識して取り組むことができました。その姿に添乗員やバスの乗務員の方、旅館の方にお褒めの言葉をたくさんいただきました。日頃自分たちが大切にしていることをしっかりと行えたこと、めあてをもって見学できたことから、浅井北小の看板は、学校生活の歴史を感じつつも手入れのできた輝く看板として他の人に映ったのではないかと話しました。そしてその看板を今後も大切に手入れし、いっそう価値のあるものにしてほしいと伝えました。
修学旅行で各自が学んだことを、今後の生活に役立て、みんなで成長していってほしいと思います。ご家庭の皆様には学校行事にご理解をいただき、事前の準備から送迎まで本当にご協力をいただき、ありがとうございました。今後もご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。