おそれるべきはウィルス 人ではありません 8月18日
- 公開日
- 2020/08/18
- 更新日
- 2020/08/18
校長だより
短い夏休みも今週で終わりです。皆さん心も体も元気に過ごしていますか。連日、テレビやインターネットでは、新型コロナウィルス感染者の人数や状況が報道されています。「心配だな」「もしもかかってしまったら」など、心配や不安な思いにみんながなると思います。
そんな中、コロナに感染してしまった人が働いていたお店や家に石を投げる、差別をするような言葉を書いた貼り紙をするなどのいやがらせをする、病院などで働いている人の白衣を洗ってくれる業者が見つからないなど、コロナウイルスが流行することで、感染者やその関係者、病院で働く人たちなどといった特定の人々への差別やいじめが深刻化しているようです。
自分が病気にかかりたくないという気持ち、病気に正しい知識がない不安から、「差別」や「いじめ」で自分を守ろうとする、まちがった判断をする人がいることはとても悲しいことです。
心配や不安は、自分だけではない、誰でも同じ。そうした気持ちをもとにみんなを励ましたり、働いてくださる方への感謝を伝えたりする様子を見聞きすると、心が温かくなり、自分もそうあらねばと思います。
「こわがるのはウィルスであって、人ではありません」病気そのものだけではなく、病気への不安、そして差別やいじめも感染します。くわしくはこちら→新型コロナの3つの顔を知ろう
私たちみんなで、不安や差別、いじめを感染させることのないようにしましょう。そして、がんばっている人たちへの励ましや感謝の気持ちを忘れずに、2学期もみんなで、1日1日を「ありがとう」の気持ちで、大切に過ごしていきましょう。
(画像は「STOP!コロナ差別 —差別をなくし正しい理解を— キャンペーン」http://www.jinken.or.jp/archives/21491より。こちらも見てくださいね。)