12月1日 人権講話(校長より)
- 公開日
- 2023/12/02
- 更新日
- 2023/12/02
いじめ対策・人権教育
12月4日から10日までは、人権週間になります。自分も仲間も一人ひとりが違うことを知り、それぞれの違いを大切にすることを考えていく1週間です。
人権とは、一人ひとりが生まれた時からもっている「自分らしく生きる」権利です。自分や仲間の良いところを見つけて、大切にしてほしいと願っています。一番初めは、1948年12月10日に「世界人権宣言」が出ました。次の年、1949年に日本で、人権週間ができました。令和5年で第75回の人権週間になります。テーマは「誰か」のことじゃないです。
自分の好きなところ、仲間のすてきなところ、これが一人ひとりの「個性」と言います。だれでも人それぞれ、得意なことがあり、苦手なこともあります。違うところを認め合いながら、たくさんの個性を見つけてほしいと思います。困っている人がいれば、優しい気持ちで助け合う集団であってほしいです。
日本や世界に目を向けると、たくさんの人々がいます。いろいろな人たちがいて、話す言葉、髪の毛の色、肌の色など違いがあります。一人ひとりに人権があります。偏見や差別、いじめは、人として絶対にあってはならないことです。
最近では、インターネット、SNSなどで仲間の悪口を書いたり、嫌がることをのせたりし、大きな問題となっています。悪口を書かれた人は、ものすごく悲しい気持ちになり、立ち直れなくなることもあります。心の傷は、ずっと消えずに残ってしまいます。悲しい思いをする子を絶対につくってはいけません。こうした、様々な人権に関わる問題を、なくしていけるよう、今の皆さんができることを考えていきましょう。
『すきなこと にがてなこと』(作 新井洋行)(くもん出版)という絵本の読み聞かせを行いました。
〜 中略 〜
最後に、皆さんにこの人権週間をきっかけとして知って欲しいことがあります。「あのねカード」です。今、誰にも言えなくて困っていること、つらいこと、伝えたいこと、皆さん一人一人の声をぜひ聞かせてください。これからは、毎月の終わりに保健だよりと一緒に、全員に配ります。
この「あのねカード」が書けたら、校長室の横にある、「あのねポスト」に入れてください。一人で絶対に悩まないで、相談をしましょう。必ず、あなたを助けてくれる人がいます。味方になってくれる人は必ずいます。